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zoom RSS これもやっと入手!C.デイヴィスのブリテン:「ねじの回転」<PA-340>

<<   作成日時 : 2011/02/19 23:18   >>

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本日は朝こそ曇りがちでしたが、時間がたつにつれてよく晴れました!
午前中は車の点検に行って、午後は久しぶりに都心に行ってきました。
新宿とお茶の水のディスクユニオンに行ってまたいろいろとCDを入手してきたのです。
今日も数多のCDと音楽に囲まれた、幸せな空間を楽しんできました(笑)。

さて、今回のエントリーは、本日の収穫の一つです。
ブリテンの「ねじの回転」、C.デイヴィス/コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団員の演奏です。

いや〜、この演奏、探しに探しまくっていた演奏なのです。
なにせ、廃盤中のCDですから、中古屋さんしか当てはないわけで。

この演奏との出会いは、動画サイトにこの演奏を使って作成された映画がアップされてたのを見たのが最初でした。
それまでブリテンの「ねじの回転」と言えば、ブリテン自身の指揮によるCDしか知らなかったのですが、その演奏ではピアーズのクイントにはいたく感心したものの、その他の歌手(特にマイルズ役のボーイソプラノの人)がどうにも馴染めなかったので、あんまり聴かなくなってたのですよ。

しかし、このC.デイヴィスの演奏を聴いてとても感心したので、それからず〜っと中古CD屋に行くたびに必ずチェックしてました。
今回念願かなって、ようやく入手です。

ちなみに過去にも「ねじの回転」はエントリーしたことがあるので、そこらへんの話は下記のリンクになります。

ブリテン:歌劇「ねじの回転」作品54 <PA-263>

懲りずに(笑)ブリテンの「ねじの回転」:ハーディングのライヴDVD <PA-275>

これまで持っていたブリテンの自作自演盤は、どこかアングラ的で身近で奏されているかのような、自家薬籠中の手作りの音楽といった風情が感じられました。

それに比べて、C.デイヴィス盤はその室内楽的な凝縮された音楽の作りが素晴らしいです。とてもとても美しく、透徹した澄みきった響きで、どこかひんやりとした肌触りも感じられます。
リズムもとってもキビキビとしていて、聴いていて小気味がいいです。

歌手もその演奏にうまくマッチしてます。
ティアーとドナート、それからボーイソプラノが素晴らしいです。

ティアー演じるクイントの澄みきった声、時に男性的で力強く叫ぶときもありますが、それでも決して荒々しくなり過ぎないバランスの良さ。
あと、全然話題になりませんが、何と言ってもマイルズ役のボーイソプラノ(Michael Ginn、マイケル・ジンでいいのかなあ?)がすごくうまいのです。
「マロの歌」なんて、ホントに聴き惚れてしまうのですわ。
"No, I found it. I like it. Do you?"のところなんて、歌い方も言い回しも美しくて、決してショタコンではないうぐいすですが(笑)、思わず「うんうん、そだね〜」とうなづいてしまいます(笑)。

ドナートの家庭教師も実に迫真の演技です。
フローラと一緒に佇んでいるところに怪しげにジェスルが現れる(と思われる)ところ、

"What can I do? It is far worse than I dreamed.
They are lost! Lost! Lost!"

あたりなど、実に憔悴しきった心情を表してくれてます。

「ねじの回転」自体、実に久しぶりに聴きましたが、とてもいいですね〜。
「ピーター・グライムズ」のようなヴェリズモ的な要素のある現実的な重苦しさのある暗いテーマのものよりも、「ねじの回転」のような怪奇趣味(?)的な筋の物の方が意外と取っつきやすいような気がしたりもするのですよ(笑)。
音楽も12音技法を駆使したところもありますが、ちっともグロテスクじゃないし。
聴きやすい音楽ですね。

あと演奏についてですが、このC.デイヴィス盤、廃盤状態なのは実にもったいないです。
はっきり言って「ねじの回転」を聴くならブリテンの自作自演よりも、このC.デイヴィス盤から入った方が入りやすい気もするのです。

まあ、ブリテンのオペラってあんまり聴く人いないような気もするんですが、もしご興味があったら聴いてみてください。
C.デイヴィス盤がうぐいすのイチオシですが、廃盤状態ですので、廃盤になってない演奏でお薦めなのは、以前ご紹介したハーディングの演奏(DVD)もいいと思います。

↓廃盤ですが、一応ジャケット紹介がてらAmazonをリンク


Turn of the Screw
Polygram Int'l
2003-03-18
Covent Garden Royal Opera House Orchestra
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↓ついでに、C.デイヴィス盤は廃盤なので一応ハーディングのDVDをリンク


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ブリテン:歌劇「ねじの回転」ボンディ演出、ハーディング指揮 (エクサン・プロヴァンス音楽祭2001) [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん おはようございます。

私事ですがときどきCDを選別処分します。再びHMV、amazonをはじめオークションや中古店で買い集めてしまうので結局は堂々巡りの状態です。きっとうぐいすさんもご同輩ではないでしょうか(笑)。ディスクユニオンには一昨年にお世話になりました。非常に丁寧なご対応が印象に残っています。

京都ではクラシック中心の中古店が僅かになりました。これは大阪も同じです。少ないパイを少数で奪い合っているような気がします。この分野のマーケットでは東京集中が羨ましく思います。価格ではAmerica-amazonが最強ですね。玉に瑕は、試す眇めつ手に取る楽しみが無いことです。

ブリテンやご紹介の曲には興味が起こるのですが、C.ディヴィスでは以前に聴いた内田光子のモーツァルトの協奏曲(ピアノは最高!)や先日聴いたアラウとのベートーヴェンのピアノ協奏曲が私には散々だったので逡巡を覚えます。先日のブルックナー(ケンペ)が大当たりだったので、手に入ればうぐいすさんのオススメに乗って聴いてみようと思います。
ezorisu
2011/02/20 08:04
ezorisuさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

関東の中古CD屋さんが豊富な点についてはホントに恵まれてるな〜と実感しますね。ちょっと気になったCDで市場に出てなくても「中古CD屋さんならもしかしたら」という感じで出かけて行けますし。ダメもとで行ってみて見つけた時は、ゲーム内で宝物を探しだした時のような興奮があります(笑)。

C.デイヴィスは確かに普通(笑)の曲ではいろいろと好悪が分かれるかもしれませんが、ブリテンのオペラのような曲こそ真価を発揮する指揮者なのかな〜とも思います。ブリテンの曲は端正で現代的、どこか冷徹でシニカルな側面を持っていますが、C.デイヴィスはその曲を客観的に見据えて実に美しく表現しています。それになにより、この録音は歌手も良いです。

もっとも演奏の前に、まずはブリテンのオペラが趣味に合うかどうかという問題もありますので、どこかで試聴される機会があれば聴いてみてからCD入手、という方が良いかもしれません・・・
うぐいす
2011/02/20 11:13

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