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zoom RSS びっくり!ファイン・アーツQのバルトーク:弦楽四重奏曲全集<PA-343>

<<   作成日時 : 2011/04/24 21:32   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

昨日は風雨が強くて、外に出た瞬間出かけるのをためらう気持ちも出ましたが、くじけず外出しました。
すっかり花が散ってしまった桜並木の通りには山のような花弁とがくが積もってました。それらは雨でぐしょ濡れになっていて、通る人々に踏みつけらたせいで、あたり一面に桜餅の香り(笑)が充満してました。
これで風がなければ結構、風情があったかもしれませんが、もう風が強すぎて落ち着いて歩いていられなかったです。風にとばされたがくが頭や肩に降り注いでくるのには閉口してしまいました。

さて、そんなこんなの状況の中、久しぶりに新宿のディスクユニオンに行って、またいろいろと戦利品を仕入れてきました。

一番の目的はヴェルディのオペラの大人買いです。数年前のプッチーニのときと同じく、いったん「これっ!」と決めたら一気に集めてしまうのがうぐいすの習性でして(苦笑)。でも中古CDなので安く入手できましたし、最近あんまりCDも買ってなかったので、たまにはいいんじゃないでしょうか。

で、今回のエントリーはヴェルディの・・・と思っていたのですが、いつものパターンどおり(?)、当初の目的とは違った方向に進んでしまうのです。

目的のCDを一通りカゴに放り込んだ後、室内楽のところを眺めていたら、ファイン・アーツQのバルトーク弦楽四重奏曲全集を発見しまして。
いや〜、これずっと探してたんです。

最近はバルトークの弦楽四重奏曲もあんまり聴いてなかったのですが、この演奏はずっと心の中に引っかかっていたのですよ。
アメリカの音楽評論家、ハロルド・C・ショーンバーグが絶賛したということですが、実際のところどうなのかな〜ということと、ブログ仲間の方が褒めてるのもありまして、いろいろと気になっていたのです。

1959年ステレオ録音です。

なんというか、すごく聴きやすいですね、この演奏。
音色は甘くはないですが、豊かですね。先鋭的できつい音を強調するような音色はあまり聴こえてきません。テンポや構成も端正で、弾き崩しなどもありません。
ハンガリー土着的なバーバリズムを強調するわけでもなく、現代的で先鋭的な感じを強調するわけでもない、絶妙なバランスなのです。
演奏史の上で、すでに古典になってしまったかのような、どこか落ち着き払った佇まいさえ感じさせます。


音楽はまぎれもなく20世紀の音楽なのですが、聴いていてその音色や奏法に聴き惚れてしまうのです。
バルトークの中ではかなり先鋭的な3番や4番を聴いていてさえも、とがった感じはあまり前面には出てこないです。どこかその音色はまろやかで端正。

バルトークの音楽が端正に、ありのまま丸裸の状態で演奏されるとこうなるんじゃないか?と思わせてくれる演奏。

これを聴いた後だと、ハンガリーQやヴェーグQがいかにバルトークを母国の作曲家であったということを意識して演奏していたかがよくわかります。
一方で、ジュリアードQなどの現代的な四重奏団がいかにこの曲を現代音楽の先鋭的な旗手として扱っていたかがわかります。また、バランスが良いと思っていたケラーQやタカーチQ(旧盤)なども先鋭的に聴こえてしまいますね。

何がいいたいかというと、先鋭的な演奏とか土着的な演奏とか、どちらかの傾向が見える団体の演奏を聴くのがちょっとキツイかな〜、と思ったときには重宝する、とってもバランスの良い演奏だということです。
まあ、そんなときにバルトークを聴くんですか?というのもあるわけですが(笑)。

このファイン・アーツQのバルトーク、白眉は1番、2番あたりの初期にあると思います。5番、6番も面白いです。3番、4番も独特の味わいがあります。
先鋭的な演奏が好きな方にはおそらく物足りないでしょうけど、うぐいすは結構気に入りました。何気にいつも取り出したくなる演奏になるかな〜と思います。

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コメント(4件)

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うぐいすさま おはようございます。

ご不沙汰続きですが、お元気のご様子で安心しました。震災後の関東方面の状況はいかがですか。こちらでも乳製品の偏りが見られます。

バルトークは私にとってまだまだ不勉強の領域です。幾つかの無伴奏ソナタ、ヴァイオリン協奏曲を聴いてみたのですが、???です。ご紹介の弦楽四重奏もヴェーグ盤とジュリアード盤(新旧)が地元の図書館にあるのですが逡巡中です。私の中のクラシック時間はやっと後期ロマン派というあたりでしょうか。フランクの五重奏(カーゾン&VPQ)も??だったので…。

今度の連休中にCDの整理をしようと思っています。ディスクユニオンに妙なCDが出ていたら私かもしれません(爆)。

4月末でもまだまだ寒さ続きですが、お身体ご自愛ください。
ezorisu
2011/04/25 08:56
うぐいすさま お早うございます〜

ご無沙汰しております
あの大震災と「人災」、3月も調子が悪く、あいにくブログに伺えませんでした〜。
ともかくも、ご無事なようで良かったです〜。

バルトークの弦楽四重奏曲、ファイン・アーツ盤、持っていましたよ。昔LP時代に管楽器の曲での伴奏で良かったので、CDをいくつか買っていましたよ。バルトークの全集も〜。

ハイドン、ベトベンの弦楽四重奏曲は良く聴くのですが、バルトーク、ショスタコはまだまだ勉強不足です、この記事を読んで、久し振りに真面目に聴いてみようかと思いました。大好きなジュリアード盤は持っていないんですよ、凛虞さんに推薦されたのかもしれませんが〜。

まだまだ朝夕が涼しいというか寒いので、お身体をご自愛くださいね〜。

@(・●・)@
rudolf2006
URL
2011/04/25 09:07
ezorisuさん、こんばんは!お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

ご心配をおかけしたようで申し訳ありません。うぐいす本人はいたって元気なのですが、3月はかの大震災のおかげで計画停電やら電車のダイヤの乱れやらでなんとなく落ち着かない日々を過ごしまして、ブログ更新も今一つ気が乗らずにブランクが空いてしまいました。近所のスーパーもまだ品物に偏りがありますが、通常の生活には支障はなくなってきてます。

うぐいすも昔はバルトークは苦手だったのですが、何かのきっかけが(何かは忘れてしまいましたが)あってぱっと目の前にその世界が開けるような感じになりました。図書館にあると言われている演奏ですが、聴くとしたらヴェーグQ('72の新盤ですよね?)の1番か2番くらいからがいいかもしれません。でも自分の好みに合わないものを無理に聴く必要もないかな〜、とも思います。もしご興味がわきましたらぜひともご感想お聞かせ下さい。
うぐいす
2011/04/25 22:44
rudolf2006さん、こんばんは!お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

こちらこそご無沙汰しております。最近は自分のブログ更新もそうですが、他の方のブログにもあんまり訪問してませんでした。そろそろまたいろいろとご訪問させていただきたいと思っています。

ファイン・アーツQのバルトークは正直ツボにはまりました。特に1番2番などの初期はいいですねえ〜。音色は豊かで音の伸びもありますし、まるで後期ロマン派もしくは国民楽派の音楽を聴いているかのようです。録音もいいですね。3番4番も攻撃的でなくてたっぷりと楽器を鳴らしきった音色で安心して聴ける感じです。

それでは、お体にはお気をつけて!
うぐいす
2011/04/25 22:55

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