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zoom RSS カラヤン/フィルハーモニア管のベートーヴェン:交響曲第7番<PA-345>

<<   作成日時 : 2011/05/12 22:01   >>

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一昨日から関東は雨です。どうやら台風も来ていたようですね。最近はだんだん気候がムシムシしてきましたが、昨日・今日と涼しかったです。
明日は晴れるようですが、また暑くなってくるんでしょうかねえ。暑さには弱いのでこれから先ちょっとユウウツです。
まあ、5月からクールビズになったのがせめてもの救いです。

さて、今回はまた中古CD屋さんでの獲物(笑)です。
1950年代のカラヤン/フィルハーモニア管のベートーヴェン交響曲全集を入手しました。
今回はその中の、交響曲第7番です。

まずは、カラヤンの演奏についてのうぐいすの感想です。

うぐいすはカラヤンの演奏は、比較的に1960年代のが好きです。まだあまりレガート奏法が前面に出ていなくて、颯爽とした推進力と重厚な響きが中心の時代です。

1970年代ぐらいからレガート奏法が目立ち始め、テンポ感も強引な感じが出てきますが、でもまだ、曲によっては好感を持っている演奏もあります。

1980年代は正直もう全然ダメでした。緊張感がなく弛緩した音楽になってしまっています。当時、音楽評論家はこぞって80年代のカラヤンを褒めましたが、うぐいすはどうしても共感できませんでした。

さて、それではカラヤンのベートーヴェンの交響曲はどうか?ですが・・・
60年代・70年代・80年代それぞれに、いずれもベルリン・フィルと全集を完成させていますが、実は60年代のものを含めてあんまり心の底から感心したことがありませんでした。

しいて言えばやはり60年代の演奏がいいですが、それでもどこか違和感がありました。ベートーヴェンにしては、なんとなく響きが流麗過ぎるんですよねえ・・・作りものみたいなんですよ。
70年代になるとそれが顕著になってきます。80年代の全集は音楽としてもう受け付けられなくなりました。
(ただ、唯一の例外はベルリンフィル創立100周年記念のジュビリーコンサートでの「英雄」です。これは白熱の名演だと思います。)

その一方で、カラヤンが1950年代にフィルハーモニア管を振ったベートーヴェンの評判もよく聞いてました。なので、機会があったら聴いてみたいとも思っていたのです。

うぐいすは今まで、1950年代のカラヤンはバイロイト音楽祭でのワーグナー演奏しか知らなかったです。1951年のワルキューレ3幕や1952年のトリスタンなどは、重厚でスケールの大きな名演で感心しました。それによってこの頃の彼の演奏にますます興味が湧いてきてたのです。

今回全集が安く手に入ったので、早速聴いてみましたが、なかなか好感のもてる名演ぞろいで度肝を抜かれました。曲によってテンポ設定はいろいろですが、音の鳴らし方が直截で音楽が素直なのがいいですねえ。

で、今回のエントリーは7番なのですが、1楽章を聴いてびっくりしました。
最初の出だしの和音の力強い響きで一気に吸い込まれますが、その後、後年のベルリンフィルとの演奏のように推進力のある演奏かと思いきや、テンポが遅めで、なんともまあ、地に足のついた悠然とした演奏じゃあないですか。
そのくせ、リズムとか抑揚、音の響きはとてもイキイキとしていて生命力に溢れてます。
はっきり言って、この演奏初めて聴いてブラインドテストしたら、カラヤンってわからないかも?

この頃のカラヤンはトスカニーニと比較されたりもします。確かにキビキビしたリズム感は近いかもしれませんが、トスカニーニよりも音楽に柔軟性がありますね。もちろんフルトヴェングラーのようなデモーニッシュな魅力もないですが、なんというか、普通にベートーヴェンを楽しむのに最適な演奏の一つと思います。

うぐいすは、カラヤンのベートーヴェンではこの1950年代の全集がもっとも気に入りました。
モノラル録音ではありますが、決して録音状態は悪くありません。どうしてもモノラルが嫌だ、という人でなければ結構楽しめると思います。(ちなみに、8番のみステレオ録音です。)

7番以外の他の曲も結構気に入りましたので、今後、徐々に感想を書いてみたいと思います。

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コメント(6件)

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うぐいすさん こんばんは。

こちらでも降雨続きでした。今頃の季節は五月晴を享受したいですね。日曜日は名にし負う葵祭です。何とか晴れそうです。

私はアンチ・カラヤン(前にも言いましたっけ)ですが、凄まじいまでに巧い点は認めます。WPOとのフィガロ(旧盤)、POとのバラの騎士、ウラッハとのクラリネット協奏曲などは絶品だと思います。
他に、私の手許には40年代のWPO、50年代のPOそれぞれとの5番と7番(ご紹介のCD)があります。昔、五味康祐さん(古いなあ)が言われていた「堕落する前のカラヤン」が聴けると思います。そうそう、バッハのロ短調ミサ(旧盤)も捨てられない名盤です。
カラヤンはC・クライバー登場以前のカッコいい指揮者の筆頭だったと思います。何よりも音楽が生きていた感じは、まさにうぐいすさんがお書きのとおりだと思います。
先日、バックハウスとのブラームスの協奏曲2番(BPO)を入手しました。64年のライヴで、お言葉を借りれば作り物寸前ギリギリの演奏です。私にとってもカラヤンの限界はこのあたりまでです。ムターとの協奏曲は私が望まないモーツァルトの代表盤みたいなものです。
そろそろ世の中で忘れ去られ始めた覇王カラヤンのいろいろな演奏については私の中のアンチテーゼとしても興味がありますので、これからのうぐいすさんのご感想は楽しみにしています。

今年のクールビズの前倒しは良いことだと思います。私達も暮らし方を工夫して過ごすことを覚えないといけませんね。ご機嫌よう。
ezorisu
2011/05/13 21:56
こんばんは

私はモノラル時代のカラヤンの颯爽とした演奏が大好きです。
バッハ、ブラームス、モーツァルトからワーグナーまで、どれもセンスのいい指揮だと思います。
全集の中で1、2、8を持っていないので、今後の記事を楽しみにしています。
メタボパパ
URL
2011/05/13 23:16
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

金曜日は予想通り、少し蒸し暑くなってしまいました。これからはもう夏に向けてドンドン暑くなってくるのでしょうね。体調崩さないように心がけたいものです。

よくよく考えてみるとうぐいすは、中学生のときなど、ベートーヴェンなんかを中心に聴いてた時期はアンチ・カラヤンだったような気がします。その頃はフルトヴェングラーばっかり聴いてましたね。その後、カラヤンの後期ロマン派のオペラを聴くようになって感心するようになり、だんだん評価が変わった指揮者です。それでも演奏の年代や曲によりけりなんですが。
彼の音楽の狙いがツボにはまった曲は超名演になりますね。R.シュトラウスなんかは絶品ですねえ。ワーグナーも年代によって好悪は分かれるかもしれませんが、基本的にうぐいすは好きです。

でも、1960年代以降のベートーヴェンだけはどうも再評価できずにいました。今回、1950年代のベートーヴェンは後年の彼らしからぬ(笑)、颯爽とした演奏でいたく気に入りましたので、今後も聴き続けていきたいと思います。
うぐいす
2011/05/14 00:39
メタボパパさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

カラヤンはレパートリーが広く、しかもどの演奏を聴いてもまさしくカラヤン、ということがわかるような一貫性がありましたねえ。というか、昔の巨匠はみんなそうだったわけですけど(笑)。

1・2・8番も良かったです。特に8番はステレオ録音なので、モノラルの録音を聴き続けていた後に流れてきたときは急に目の前に鮮やかな色のついた絵画が現れたかのような驚きを感じました。この8番を聴いちゃうと、他の曲もステレオ録音でなかったのが悔やまれてしまいます。

とにかくこの全集、結構気に入ってしまいましたので、またぼちぼちと感想エントリーしてみたいと思います。
うぐいす
2011/05/14 00:43
うぐいすさん
お久しぶりです。
私もフィルハーモニア時代のカラヤンのさっそうとしたフレッシュな演奏が好きです。
生誕100年の年にこのベートーヴェン全集が出た時に買い、見直しました。
フルトヴェングラーが若きカラヤンの才能に嫉妬したというのもわかる気がします。
アルトゥール
2011/05/16 06:53
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

フィルハーモニア管とのベートーヴェンは、音楽がイキイキとしていて自然な感じがいいですね!あと、曲によってはじっくりと腰を落ち着けて演奏してるものにも感心しました。たとえば7番の1楽章もそうですが、4番の1楽章のスケール感にもびっくりしました。C.クライバーのような暴れ馬が馬車を引っ張っているような演奏も聴いてるときは興奮しますが、やはりいつも聴くような演奏はこのカラヤン/フィルハーモニア管のような演奏がいいです。
うぐいす
2011/05/16 22:38

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