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zoom RSS 秋になると聴きたくなるのです:ショパンのピアノ協奏曲第2番<PA-363>

<<   作成日時 : 2011/10/27 23:19   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 11

さてさて、ひと月に一度の更新がやってまいりました。
・・・って、そう決めてるわけではないのですが(苦笑)。
なかなか書きこむ余裕がないこの頃です。今日は少し気分的に余裕があるのでちょっと書いてみますよ!

まあでも、音楽を聴いていないかというとそういうわけではなく、むしろ毎日欠かさず聴いているわけでして。
しかし、最近はちょっと嗜好が変わってきてますかね。
忙しいもんですから、家でオペラはあんまり聴くことが少なくなってるかな〜。通勤時には電車の中で時々聴いてますけどね〜。

ドビュッシーとかラヴェルなどの印象主義の音楽を聴いてるのが多いですね。この辺はまた書く気になったら書いてみたいと思うのですが、これがまた、いつになるやらわからない・・・

でまあ、あっというまに10月末ということで、すっかり涼しく、というよりは朝なんかはもう肌寒くなってきてます。
晩秋の気配ですね。

で、晩秋というと、うぐいすは意外とショパンを聴きたくなります。
ショパンは聴きたくなる季節とかあんまり語られることがないんですけど、結構、秋にあってると思うのです。
というか、うぐいすは普段ショパンを聴くことがあんまりなかったりして(苦笑)。逆に言うと秋ぐらいですよ、ショパンを聴こうかな〜なんて思うのは。

で、大体取り出すのはマズルカなんですが、その次くらいに取り出すのが、今回のピアノ協奏曲第2番なのです。

まあ、一般的にははっきり言って1番より人気が落ちるように思うんですけど、うぐいすは逆に1番はほとんど聴かんのです。
1番は、なんとなく大仰な感じの曲の作りがどうにも馴染めんのです。

2番は全体的にものさびしげな風情が漂っていて、しかも憂いに満ちた情感があまりわざとらしくなくさりげない感じで流れていくのがなんともいいのです。
柔らかな日差しの中を、憂愁の秋風がそよいでいく感じがたまらんのです。

そんなわけでこの2番、はっきり言ってあんまり大袈裟な個性を出し過ぎてる演奏は好きじゃありません。
ショパンの曲は曲自体がけっこう情感豊かですから、そこに顕著なルバートやら情熱的な気迫とやらを入れられるとわざとらしく聴こえて、しらけてしまうのです。

そういう意味で、2番の演奏で全然のめりこめなかったのがアルゲリッチ/ロストロポーヴィチ盤、フランソワ/フレモー盤、ツィマーマン/ポーランド祝祭管の弾き振りなどです。

アルゲリッチ盤はロストロポーヴィチのバックがどうも音楽が鈍重な感じで、イマイチのめりこめないのです。あと、アルゲリッチのピアノもちょっと熱いですから、こういうタイプのショパンは最近はあんまり聴きたくないです。
(昔はショパン・コンクールライヴの1番とか好きだったですが、これも最近は聴かなくなりました。)
フランソワはテンポ・ルバートとかやりたい放題ですね〜。これはこれで面白いのかもしれませんが、これもちょっと・・・
極めつけはツイマーマンの最新録音。聴き初めて数分でCD止めてしまいました。
ショパン好きなマニアにはたまらなく面白いそうです。でも、これは・・・やりすぎですわ。

それじゃあ、2番でうぐいすが最高に好きな演奏はなんでしょうか、というと
・・・

ルービンシュタイン/オーマンディ盤とツィマーマン/ジュリーニ盤なのです。

・・・なはは、大体想像ついたんじゃあないでしょうか。

どちらの演奏も自分の主張はだしつつも、曲そのものの魅力を存分に引き出している好演だと思っています。
しかも、どちらも最高の演奏は2楽章かなあと思います。

ジュリーニと組んだツィマーマンの演奏はとても瑞々しくて、節度もあって実に素晴らしいのです。
正直、この演奏のベストと思っています。
ツィマーマンのピアノですが、水滴がこぼれおちてくるようと言いましょうか、はたまた、キラキラ輝くちっちゃな宝石があたりに散りばめられたようというんでしょうかねえ。
とても繊細でタッチのしっかりした音で音楽が紡がれています。

それにしても、最新の録音がやりたい放題になってしまっていて、とても同一人物とは思えません・・・70年代から80年代位のツィマーマン、好きだったなあ。
カラヤンと組んだシューマンとグリーグも良かったし。

ルービンシュタインは実に枯れています(笑)。でもすごくいい。
この達観した演奏がとても身に沁み入るのです。
また、歌い回しがとても粋で、それでいてそれが嫌味にならずにとても自然なのが心憎いですね。こんな歌い方、他の人には絶対できないでしょうねえ。
バックのオーマンディ/フィラデルフィア管もすごく柔らかい響きでいいですなあ。
1楽章の最後、オケの部分が少し省略されててちょっと、あれっ?と思いますが、そんなには気にならないかな。
ルービンシュタインには他にも録音があるんですけど、このオーマンディと組んでいる晩年の演奏が一番好きです。

やっぱり歳ですかね・・・ショパンは落ち着いて曲そのものの情感が味わえる演奏が好きになりました。
そういう意味では、今回ご紹介した2つの演奏はじっくりとショパンが味わえる好演だと思います。

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大人の風格です!ルービンシュタインのショパン:マズルカ集<PA-331>
久々のブログ更新です。 いつの間にか11月も残すところあと1日となってしまい、すっかり晩秋から冬に向けての気候に様変わりです。最近汗かきなうぐいすには、意外と過ごしやすくなってる気もします。 でも、今年は寒さが厳しくなりそうとの予測もあるので気をつけないといけませんね。 ...続きを見る
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2013/03/18 22:07

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内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん こんにちは

京都も秋色になって来ました。本日も快晴です。この季節には、朝の通勤時に修学旅行生に道を通せんぼされるのが困ります。何だかんだ言っても外国人も多いです。円高の影響はまだ先でしょうか。

先日のリヒター=ハーザーを買おうと思ってamazonのカートに入れたままで忘れていました。ところが、同じamazonで長年探していたD・オイストラフとコンドラシンのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を見つけてしまったので、再び後回しにしてしまいました。私は秋になると同曲を聴きたくなります。リヒター=ハーザー盤は今月の音楽誌で取り上げられていますね。こちらは自分へのクリスマスプレゼントにします。

今回はうぐいすさんのナイーヴな面ですね。私も竜頭蛇尾気味な1番よりも2番が好きです。お書きのアルゲリッチ、ツィマーマン評には賛成です。ルービンシュタインでは現在手許にウォーレンスタイン盤があります。これもルービンシュタインの面目が発揮された大らかかつ端整な良い演奏だと思います。

もう1枚、ワルシャワライヴがあります。これはオーケストラがいかにも田舎臭い(良い意味です)音ですが、ピアノは非常に立派です。併録のブラームスや十八番のポロネーズを聴いているとルービンシュタインの真骨頂はライヴだなと思います。

私がよく聴くのはハスキルです。お書きのとおり私もこの曲には大袈裟な演奏はふさわしくないと思います。そのあたり地味な(これも褒め言葉です)ハスキルはぴったりだと思います。

次第に寒暖の差が大きくなって来ましたが、お身体に気をつけて充実の秋をお過ごしください。
ezorisu
2011/10/29 11:56
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

お書きになっている、オイストラフがコンドラシンと組んだチャイコフスキー、ライヴならではの凄絶な演奏ですね。昔よく聴いたんですが、今はなかなか入手しづらくなっているのは残念です。

さてショパンですが、ルービンシュタイン/ウォーレンスタイン盤はルービンシュタインのショパン全集の中にも入っている一番有名な録音ですね。今回ブログに書いたオーマンディ盤よりも覇気がありますしピアノの歌い回しも表現が豊かですね。これも好きなんですが、最近はオーマンディと組んだ録音の、枯れた感じの演奏がより好みになってきています。ハスキルの演奏は聴いたことないんですが、元々ハスキルは好きな方なので興味がありますね〜。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2011/10/29 19:03
うぐいすさん
お久しぶりです。
ボクはショパンは1年通して聴いていますが、コンチェルトは最近は2番の方がよく聴いているように思います。
アルゲリッチ盤は自分の若い頃は、情熱ほとばしる演奏に感動して聴いていたのですが、年を取るともにあまり聴かなくなってきました(笑)。
仰るようにやっぱり神様ルービンシュタインが、今の自分にはいちばん満足して聴くことができます。ツィマーマン/ジュリーニとezorisuさん御推薦のハスキルはまだなので、これからチェックしたいと思っています。
アルトゥール
URL
2011/10/29 23:51
アルトゥールさん、こんばんは!お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

やっぱり若い時と今とでは音楽の趣向は変わってきますね〜。うぐいすも若い時は結構アルゲリッチ聴きましたから。でも最近はショパンというとルービンシュタインのステレオ録音を聴くことが多いです。ピアノ協奏曲に関してはツィマーマンもいいですよ!この人はタッチが明確かつとても清潔感があって聴いていて気持ちがいいです。特に弱音が絶品ですね。バックのジュリーニも好サポートです。機会があればぜひ一度聴いてみて下さい。
うぐいす
2011/10/30 00:37
うぐいすさん

こんばんは。機会を見つけて過去の記事を拝見しています。こちらピアノ協奏曲第2番の記事の中で、ショパンの作品群の中では、マズルカをよくお聴きになるという件をみつけて、うれしくなりました。
 
私は、ショパンの作品にそれほど親しんでおらず、聴く機会も少ないのですけれど、マズルカは好きなんですよ。ショパンを聴くときは、マズルカという感じです。マズルカ、うぐいすさんは、誰の演奏がお好きですか?お薦めの演奏などございましたら、教えてください。よろしくお願い致します。
ANNA
2013/03/17 23:10
ANNAさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。こんなところに出没されていたとは(笑)。

ショパンは本ブログを見ていただいたとおり、あんまり聴く方ではないのですが、気が向いたときに聴くのは大体マズルカですかねえ。とはいうものの、そんなに聴き比べているわけでもなく、大体聴くのはほぼ一択でルービンシュタインの新盤です。通の方に言わせると、旧盤の方が良いといわれるんですが、ルービンシュタイン晩年の、どこか達観してしまったような視点がいいのです。そのくせ、ちょっとした歌い回しでも舌を巻くほどうまいので、感心することしきりなのです。

ちょっと定盤すぎてつまらなかったかもしれませんが(笑)、うぐいすにはこれが一番です。

うぐいす
2013/03/18 21:48
ANNAさん、コメント書いた後に、実は以前、マズルカについてブログエントリーしたことに気がつきました(苦笑)。本エントリーにトラックバックしておきますので、ご興味があったらご覧になってください。
うぐいす
2013/03/18 22:10
うぐいすさん

こんにちは。早速のご紹介、ありがとうございます。
それから以前マズルカの記事をエントリーなさっていたのに確かめずにお尋ねしてしまって…ごめんなさい。失礼いたしました。

うぐいすさんのお薦めは、ルービンシュタインの新盤ですね。早速聴いてみたいと思います。(私のてもとにあるのは、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカという女性ピアニストのものです)ご紹介、どうもありがとうございます。
ANNA
2013/03/19 16:05
ANNAさん、おはようございます。

チェルニー=ステファンスカのマズルカも有名ですね。結構前にCDを一度だけ聴いたことがあったと思いますが、残響とかとってもしっとりした録音状態で、歌い回しが自然だなあと感じた記憶があります。ルービンシュタインの演奏を聴かれたら、また感想をお聞かせ下さい。
うぐいす
2013/03/20 11:36
うぐいすさん

こんばんは。たびたびのコメントにて失礼いたします。ご紹介いただいたルービンシュタインのマズルカ
ですが、早速買い求めて聴いています。

うぐいすさんがおっしゃるように、歌い回しがとっても粋で、ほんとうに自然!とっても気に入りました。おかげさまでお気に入りのマズルカに愛聴盤が加わりました。ご紹介くださってどうもありがとうございました。
ANNA
2013/03/22 22:00
ANNAさん、こんばんは!
コメントありがとうごさいます。

ルービンシュタインのマズルカ、入手しましたか!お気に召されたようでなによりです。まさに枯淡の境地とも言えるような歌い回しが絶妙ですよね。もし興味がおありなら、1938年録音のマズルカもまだ発売されていますので、それとの聴き比べも面白いかもしれませんよ。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/03/23 20:59

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