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zoom RSS トルトゥリエのJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(1983)<PA-372>

<<   作成日時 : 2012/04/01 19:01   >>

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今日は晴れました。一日穏やかな天気で気持ちが良かったです。
昨日の嵐のような風雨がウソのようです。
散歩してたら、桜のつぼみがピンク色になってきました。
もう少ししたら満開の季節です。来週末は花見に行きたいと思います。

さて、今回はJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲、今年になって入手したもので、ポール・トルトゥリエ('83)の演奏です。

トルトゥリエの無伴奏は昨年まで聴いたことがなかったです。
なんで聴いてみようかと思ったかというと、昨年末に少しシューマンに夢中になってた時期がありまして、そのときにシューマンのピアノ三重奏曲第1番をプレヴィン(Pf)、チョン・キョンファ(Vn)、トルトゥリエ(Vc)の組み合わせの演奏を聴いて、えらく気に入ってしまったのですよ。
(この曲は昔、カザルス・トリオでブログエントリーしたことがありましたねえ)

何がいいかって、プレヴィンのピアノもさることながら、トルトゥリエの包み込むようなおおらかでスケールのでかい演奏が素晴らしくて、こりゃあ、この人の演奏がもっと聴いてみたいなあと思ったのですよ。

そのときにすぐに頭に思い浮かんだ曲がJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲でして、すぐにでも欲しい!と思い立ちまして、年明け早々に入手してしまったという次第です。
⇒これがきっかけで、これを含めて矢継ぎ早に4種類入手してしまいました(苦笑)。

ちなみに今年になって、無伴奏ヴァイオリンも再び聴き始めましたが、実は、無伴奏チェロ組曲に再び夢中になって、そのついでに、という流れで無伴奏ヴァイオリンも、という感じだったのです。

てなわけで、今回トルトゥリエの演奏聴きました。

いや〜、これとっても気に入りました。
もしかして一番のお気に入りになったかもしれません。

トルトゥリエの演奏、すごく自然に聴けるのですよ。
端正な作りと情熱が見事に融合してると思います。

たとえば他の演奏と比較してみると、フルニエのはこじんまりとして端正な作りです。なんというか、音楽の骨格・枠みたいなものがまずあって、その中でいかに音楽に魂を入れるかという感じに聴こえます。
撥音がいいのと、ひとつひとつのフレーズの起承転結がすごく型にはめてうまくまとまってるというんでしょうかねえ・・・で、そのまとまったフレーズを順番に置いていくような音楽づくりになってるので、そう聴こえてしまうのかもしれません。

一方でトルトゥリエの場合は、あまりそういった枠みたいなものは見えてきません。
どちらかというとおおらかな音楽づくりですね。変にテンポをいじることはないのですが、全然堅苦しい感じがなくて実に開放的な聴き心地です。
フレーズのつながりがあまり細切れになりすぎず、自然な感じがするのですよ。
音色も力強くスケールも大きくて、実にのびやかな演奏です。
しかも音楽に勢いもありまして、なんというか、情念的な粘る燃え方ではなく、もうちょっと素直というか、直進的な勢いで、聴いていてもあんまり疲れない感じです。

この演奏は初めて買う方のファーストチョイスでもいいんじゃないでしょうかねえ。

ちなみに、この1983年盤がえらく気に入ってしまったので、旧盤になる1960年盤も入手しました。
基本スタイルはやはり同じですが、新盤に比べるとテンポ設定やフレーズ表現の自由度が高くなっているかなと思います。これはこれでいい全集だと思いました。
ただ、若干技術的に安定さが欠けている部分がありますし、完成度やスケール感においては後の1983年盤の方が上です。

しかし・・・1983年盤を録音した時はトルトゥリエ69歳。この歳でこれだけの完成度の高い演奏をするというのはすごいですね。

トルトゥリエは1990年に76歳で亡くなってますが、何かの雑誌で読んだ話によると、パリ郊外の音楽学校で、生徒に教えるために自室へチェロをとりに行ったときに心臓発作を起こし、発見された時はチェロに寄りかかったままで亡くなっていたとのことです。
最後の最後までチェロ演奏・教育に携わってなくなったというのも、なんというかある種の感慨を持ってしまいますね。(他人事だからかと思いますけど・・・自分がそうなったらどうかなあ・・・)

まあともあれ、うぐいすはこのトルトゥリエの演奏がリファレンスの演奏になりました。
この演奏を入手してからまた頻繁に無伴奏チェロ組曲を聴くようになったのです。
たまには個性の強い演奏もいいですが、いつも聴きたくなる演奏も持っておきたいものです。

さて、次回は今年になって入手した中からもうひとつ感想書いてみようと思います。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
トゥルトリエの83年盤。
たしかにおおらかでスケールの大きい演奏ですね。
そして剛毅で野性味のある演奏のように思います。
いわば「男の無伴奏」。
「上品さ」とか「洗練」とか「艶のある美音」には乏しいですが、
「まっすぐ」で「太い」感じ、いいですねえこれも。
木曽のあばら屋
URL
2012/04/02 18:30
木曽のあばら屋さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

トルトゥリエの演奏、まっすぐで太い感じ、というのは納得ですね、包容力も感じますし。一方で、うぐいすはこの演奏に気品みたいなものも感じてまして、カザルスみたいにやりすぎてないところも魅力かな〜と思ってます。

男の無伴奏というと・・・今度エントリーしようと思っている演奏にそれを感じていますが、それはまた今度、ということで(笑)。
うぐいす
2012/04/02 22:04
うぐいすさん
こんばんは。
貴ブログを読んでいて、ニヤリとさせられました。
うぐいすさんが昨年でお持ちだったバッハの無伴奏チェロのCDが、私とよく似ていたんですよ。
私が現在持っているのは5種類で、カザルス、フルニエ新旧、ビルスマ旧、シュタルケル新、それにマイスキー新です。マイスキー新をロストロポーヴィチに代えれば、うぐいすさんと同一ですね。
そして私も、上記の中で最も好きなのはフルニエ旧盤です。それに次ぐのがシュタルケル新でしょうか。マイスキー新はマイスキーが好きな人以外には薦められません。
しかし、今年になってうぐいすさんがお買いになったトリトゥリエの80年代の録音が良さそうですね。私はトルトゥリエというチェリストは、フォーレ以外は今までほとんど聞いたことがなかったんですよ。教えて頂いて有り難うございました。輸入盤で探してみます。
アルトゥール
2012/04/11 23:18
アルトゥールさん、おはようございます!
コメントありがとうございます。
すっかり返事が遅くなり、申し訳ありません。

これはスゴイ!コレクションがかぶりまくってますね(笑)。マイスキーは友人が持っていた旧盤しか聴いたことがないのですが、表現が恣意的な感じに聴こえてしまった記憶があります。フルニエ('60)はいいですね、きちんと弾いていて、気合も感じられますし。基本的にはこれだけでもいいかとも思っていたんですが、今回トルトゥリエのを聴いて普段聴くにはこちらの方がいいかな〜と思いました。音楽のおおらかさと力強さがうまくブレンドされたところが魅力かと思っています。個人的には買って損はないと思うのですが、入手されましたらまたご感想お聞かせ下さい。
うぐいす
2012/04/14 10:47

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