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zoom RSS バルトークQのベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」<PA-374>

<<   作成日時 : 2012/04/07 23:50   >>

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今日は息子の高校入学式に行ってきまして、午後は家族で食事に行った後に辞書などの買い物をしました。
今朝はまだ実感がなかったんですけど、入学式で全員の名前を呼ばれ(当然息子の名前も呼ばれて)、その後に校長先生から「全員、入学を許可する」と言われた時には、あらためてうちの子も高校生になったんだなあと、感慨深いものがありました。

で、街を歩いていた時、まだ今日はちょっと寒かったですけど、それでも桜がもうすっかり咲き誇っていました。ほとんど満開で、なかなか圧巻でした。
明日は今日よりは暖かくなりそうですので、桜を見ながらあらためて散歩したいと思います。

さて、今回はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番、いわゆる「ラズモフスキー第3番」です。
演奏はバルトークQです。

実は最近、J.S.バッハの無伴奏だけではなく、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲にも回帰してます。また以前と同じくらいハマってきてます。
今回は特に、新たに入手した往年のハンガリー系の弦楽四重奏団の演奏に夢中になっています。

バルトークQの演奏はベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集と、バルトークの弦楽四重奏曲全集(2回目のキャニオン盤)を1月に入手、続いてハンガリーQの1950年代モノラル録音の、最初のベートーヴェン全集を2月に入手しました。
どちらも中古CD屋さんですが。

どちらも共通して言えるのは、ズスケQのような癒しの音色や、クリーヴランドQのような新鮮で瑞々しい演奏とも全く違う、泥臭さと熱気を含んだ独特の魅力を放っている点でしょうか。

でこれがまた・・・どちらも結構気に入ってしまったのですよ。
マニアの方には「何をいまさら」という感じかもしれませんが、こんなに個性的で面白い演奏があったのですな〜。

ちなみに、ハンガリーQのステレオ録音の新盤(2回目)の全集も持ってるんですが、うぐいすは旧盤の方が段違いで好みです。
ちなみに、旧盤・新盤共に絶賛廃盤中(苦笑)のようですが・・・

まあ、ハンガリーQの方に関してはまた感想書く機会があれば後ほど書いてみようと思います。

で、今回はバルトークQのベートーヴェンです。
これがまたよかったです。

実は以前、学生時代にエアチェックした10番「ハープ」をブログエントリーしたんですが、いやあ、このときにもっと聴きこんでおくべきだった。

「ハープ」は結構剛毅な部分が前面に出てまして、おもしろいと思いつつ、「ハープ」の演奏としてはちょっと一般的にはどうかなという気持ちがあって、それ以上は深入りしなかったんですよ。

しかし、今回他の曲を聴くにつれ、なんというか、剛毅なだけじゃない、いろいろな面があるのにも気づきましたよ。

なんというか、音色が剛毅ながらも妙に気持ちがいいんですな。
美音ではないんですが、何と言ったらいいのかなあ・・・ダイレクトに素直に弾いてる感じ?
洗練されてはいないんですが、妙に心にしっくりくる音色です。
1st Vnのコムローシュの音色が特にそうなんですが、この太くて芯のある音色にとても魅力を感じます。

ブダペストQの渋すぎる音色とはまた違って、泥臭さは感じるものの、どこか音色に暖かみとか、太くて丸みのようなものも感じるのです。

森の中の丸太小屋の、柱の手触りっていうと、またわかりにくいかな?(爆)

しかも、テンポも基本的には崩さずにかっちりとしたつくりになってますから、安定感を感じられますし、フレーズの表現がとても豊かというか、強弱の付け方がうぐいすの好みに妙にハマってるんです。

今回取り上げた9番「ラズモフスキー3番」は、14番と並んでバルトークQの全集の中でも白眉に当たるものじゃあないでしょうか。

基本的に1st Vnが主導してる感じなんですけど、でも4本の楽器がちゃんとバランス良く聴こえてきますし、それぞれ腕の見せ所になるとここぞとばかりに主張もしています。

三楽章の中間部で、野太い音色でウネウネ動いてる2nd VnとVaがスゴイですね!
この三楽章の部分は2nd VnとVaに意識がいってしまいます。

四楽章も各四声が順番にフーガ風にお互い旋律を受け渡していくのですが、お互いがそれぞれの役割をしっかり果たしてまして、聴きごたえがあります。

また、各楽章の和音の処理も見事なものですが、特に最終楽章の最後の和音、野武士がざっくりとモノを斬り捨てるような迫力はなかなかのものです。

まあとにかくこのバルトークQのベートーヴェン、聴きだしたら結構クセになる演奏です。独特の音色としっかりした構成力に魅了される、実に個性的な演奏だと思います。

<<追伸>>
それにしても最近すごく思うのは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲、ちょっと前まではこの演奏が決定盤、なんて気軽に言ってたように思うのですが、J.S.バッハの無伴奏(ヴァイオリン・チェロ)と同様、決定盤というのが断言できないなあ、と。
いろんな個性的な演奏が目白押しですから、どの演奏だけで満足、ということがないですね。
ハンガリー系の団体を最近よく聴いてますが、その一方で、一時期これもよく聴いていたターリヒQのベートーヴェン、特に後期の演奏はあらためてただ者ではないなあという感が強くなってきました。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
うちの次女も明日高校の入学式です。
そして長女は高3、受験生です。
うーむ、緊張するなあ(親が緊張してどうする)。

ホントに最近は「決定盤」などと軽々しく言えないですね。
「みんなちがって みんないい」
と言っときます。
バルトークSQは、バルトークの弦楽四重奏曲全集(キャニオン)を持ってますが
ベートーヴェンは聴いたことないなあ。
木曽のあばら屋
URL
2012/04/08 14:54
うぐいすさん。
お久しぶりです。
バルトークQのベートーヴェンを取り上げて頂いて、嬉しいです。バルトークQのベートーヴェンは特にラズモフスキーの3曲が良いように思います。
それから同Qの90年代のキャニオンへのバルトーク録音も良かったのではないでしょうか。同Qの最初のバルトーク録音(エラート)がそもそもCD化されずじまいなのは残念な話ですが。
アルトゥール
2012/04/08 21:43
木曽のあばら屋さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

娘さん高校ご入学ですか。おめでとうございます。しかし上のお子さんが受験とは、まだ一息つけないですね・・・でも、親は見守るばかりの立場でやはりもどかしいです。昨年度の受験の時、最後の方はもう早く終わってほしいという思いが強かったですねえ。

ところで、バルトークQのバルトークの四重奏はとてもオーソドックスにうまくまとまっているような感じに聴こえるんですが、ベートーヴェンは構成がしっかりしていながらも、わりと情熱的で剛毅な感じが前面に出てきます(曲のせいかもしれませんが)。バルトークQのベートーヴェン、個性的で面白かったです。
うぐいす
2012/04/08 22:56
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

バルトークQのベートーヴェン、他のラズモフスキーもいいですね。あと、14番の2楽章冒頭、一聴するとなんでもないように聴こえますが、よ〜く聴いてみるとコムローシュのフレーズの表現が舌を巻くほどうまいなあ、と唸ってしまいました。いろいろと聴き進めていくと意外にも1番とか4番などの初期の曲も良いですね。基本的に構成がしっかりしてるので安心して聴けるのだと思います。

あと、バルトークの曲も3番や4番あたりも安定感があっていいですね。刺激的過ぎず、かといって泥臭くなり過ぎない、絶妙のバランスがありますね。ぜひとも一回目のエラート盤を聴いてみたいんですが、CD化されませんかねえ。
うぐいす
2012/04/08 22:57
うぐいすさん、こんばんは。はじめまして。
ANNAと申します。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を聴くようになって5年ほどになります。出会いはバリリSQのラズモフスキー1番でした。まだまだそれぞれの曲について語れるほど聴き込んではいませんが、いろいろなカルテットで聴いてみて自分のお気に入りを見つけたいと思っているところです。どうぞよろしくお願いいたします。


ANNA
2012/11/10 22:09
ANNAさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
最近ブログ更新が全くできていないので、そろそろまたエントリーしようかと思っていたところです(苦笑)。

バリリQの演奏は音色がとても柔らかいというか、暖かく感じられるところがいいですね。いつもいつも厳しい演奏ばかりは聴いてられないので、たまにバリリQの初期Op.18を聴いて癒されたりしてます。ベートーヴェンの弦楽四重奏の演奏はホントに百花繚乱というか、さまざまな名演が目白押しなので、自分の知らない演奏を聴くたびに再発見がありますよね。お気に入りの演奏がありましたら、また教えて下さい。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
うぐいす
2012/11/11 10:02
うぐいすさん

こんにちは。ときどき伺っては過去の記事を
拝見しています。
また、書いてみようかなーという気持ちが
湧いてきましたら…うぐいすさんの音楽記事
楽しみにしてますね。
今年もよろしくお願い致します。
ANNA
2013/01/02 08:19
ANNAさん、こんにちは。
再びコメントいただきまして、ありがとうございます。

本日久しぶりにブログ更新しました・・・と言ってもブログ6周年にかこつけてリハビリがてら気の向くままに書いただけですけど(苦笑)。今年はもうちょっと更新してこうかな〜と考えております。

では、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/01/04 23:01

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