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zoom RSS 好きな演奏いろいろ:モーツァルトのピアノ協奏曲第23番<PA-378>

<<   作成日時 : 2013/01/26 22:44   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 10

今週、関東地方は雪が降るかもという天気予報でしたが、結局降りませんでした。まあ、あんまり雪にいい思い出はないので、降らなくて良かったです。
寒いの嫌いですし(笑)。

さて本日のエントリーは、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番です。

モーツァルトのピアノ協奏曲はいろいろと人気のあるものは多いですが、この23番は長調作品の中ではもっとも人気のある曲かもしれません。
両端楽章がとっても快活で朗らかな曲ですが、それに挟まれた2楽章は陰影の強い、憂いを帯びた曲想で、両端楽章とのコントラストが印象的ですね。

うぐいすの好きな演奏についてですが、はっきり言っていっぱいあります(笑)。
なかなかこれ!という感じに絞りづらいですね。
どれもそこそこ楽しく聴けてしまうのです。

ただ、一度聴いてこれはいい!と思った演奏は2つくらいですかね。

まず一つ目は、アンダ/ザルツブルグ・モーツァルテウム管の弾き振り盤です。
これはホントにいいですね。
ピアノの歌い回しがうまいのですが、やりすぎてないんです。
閃きと端正さのバランスがとってもうぐいすにはちょうどいいのです。特に2楽章は絶妙の極みですね。

ネットとか見てみると、アンダの23番はそこそこ評価は高いのですが、意外と絶賛する方がいないのですね。
う〜ん、これすごくいい演奏だと思うけどなあ。

次は、ハスキルのピアノ、ザッヒャー/ウィーン響の演奏です。
全体的にオケの音色がまろやかで優雅な雰囲気を持ちながら、快活さも不足がない、まことに名演であります。

ハスキルのピアノは実に細やかに、しかし神経質になりすぎず優雅に歌いこんでくれます。
ザッヒャー/ウィーン響も悪くないですね。音楽はウィーン風のおおらかな感じですし、音色が柔らかくて雰囲気がありますよね。
音が古いのがちと残念ではありますが、それでもあまり気にすることなく聴けてしまいますね。

アンダ盤とハスキル盤は他の演奏と比べて、競馬で言うところの「鼻差」でベストというところでしょうか。

以下、その「鼻差」で第2集団にいるのが下記の演奏です。
すっきりとしていて、歌い回しもすごく素直に心に入ってくるのがアシュケナージの弾き振り盤と、ブレンデル/マリナー盤ですかね。おそらく通の方にはあんまり人気のない演奏かもしれませんが(笑)、うぐいすはこういうのが好きなんですわ。
内田光子/テイト盤も、内田のピアノがとても細やかに歌っていて結構好きかな。

あと、カサドシュ/セル盤は、意外とセルがいいですね。モーツァルトをやらせたら結構うまいのでびっくりしました。イキイキとした表情ですが、やり過ぎてないところが素晴らしい。モーツァルトのバックをやると、結構控えめになってソロをひきたててる感じがします。カサドシュはとっても清潔感があって安定感もありますね。こういう演奏って、聴いていて癇に障らないのがいいのですよ。普通にやってるように聴こえて実はすごく心に入ってくるところが魅力かと思います。

うぐいすの好きな演奏はこんなところですかね。
こう見てみると、あんまりやりすぎてない、比較的バランスがいい感じのが好きなのかな。
ハスキル盤とアンダ盤は結構個性が強いかもしれませんが、その出し方が嫌味に聴こえないのが共通してるかも。

そう言えば、世評としてはハイドシェック/ヴァンデルノート盤はとっても人気が高いですね。
すごく表現が見事で、絶妙なルバートやフレーズ表現など、バックのオケも含めて曲想がイキイキと目まぐるしく変遷していく様はそれはそれは素晴らしく、名盤の誉れの高いものだと思います。

と、ここまで持ちあげといてなんなんですが・・・これうぐいすの好みかというと、違うんですなあ、落ち着かなくって(笑)。
ちょっとやりすぎなんじゃないの?とか思っちゃうのです。
オケも颯爽と演奏しているようでいて、実はリズムがよく転んでしまっていて、少し気になる時もあるのです。

あと、グルダ/アーノンクールは面白いとは思いますが、好きかと言われると微妙ですね。やはりアクセントが強い感じがするかな〜。

また、非常に、非常に惜しいのがカーゾン/ケルテス盤。ピアノは最高です。しかし、バックのケルテスが、どうもカーゾンの音楽性と合わないような気がするのですよ。
1楽章を聴いてると、オケの方が前面に出ちゃってカーゾンのピアノとの異質さを感じてしまうトコがあるのです。
ケルテスの演奏単体で考えると悪くない気もするのですが。そういう意味ではブリテンとの相性が結構良かったので、ブリテンとやってくれてたらなあ・・・なんて思ったりして。
でも2楽章はカーゾンのピアノが絶妙ですなあ・・・やっぱりこの人のモーツァルトはいいですわ。

とまあ、こんな感じの感想ですが、うぐいすの好みがちょっと枯れてる方に行ってるのかもしれません。うぐいすにとってはやりすぎか?と思うくらいが、世間的には評判がいいようです。

まあそれでも、23番は曲自体がいいので、結構いろんな演奏も許容してしまう気がします。上記であんまり好みでないといった演奏でも毛嫌いしてしまうほどのものはないんですよ。
普段あんまり聴かないというレベルでしょうか(笑)。

いやあしかし、年明けてからブログのペースが少し上がりました。
ネタはいろいろとあるんで、あとは気力としてどこかで息切れしなきゃいいんですが(笑)。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、先日はコメントできませんというエラーメッセージが出て字数を削って連投してしまいました。お手数をおかけしてすみません。アンダの弾き振りの全集を持っているので第23番は聴いていました。モーツアルトのピアノ協奏曲は何となくオーケストラの方に関心が行き、ヴァンデルノートの指揮は結構気に入っていました。
ライムンド
2013/01/26 23:14
こんにちは。
まあ、曲が良いですから、どんな演奏でもそれなりに楽しめてしまうのですが、
私が好きなのはポリーニ/ベーム盤でしょうか。
端正かつ冷静な音楽運びに惹かれます。
木曽のあばら屋
URL
2013/01/27 11:15
ライムンドさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ハイドシェック/ヴァンデルノートの演奏ですが、いいとおっしゃる方のお気持ちは理解できる気がします。ピアノもさることながら、バックの演奏も実にイキイキとしてますし、即興的な閃きが随所に感じられます。ただ、最近のうぐいすはこういうタイプの演奏はちと疲れてしまうようになってしまい、あんまり聴かなくなってます。

アンダの演奏も結構即興的な雰囲気を持つところがあるのですが、こちらは不思議と聴けますね。テンポ感とかがとても自然な感じがするのです。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/01/27 21:30
木曽のあばら屋さん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

そ〜ですね〜、やはりこの曲の魅力自体が大きいと思います。たとえば、エントリーには書きませんでしたが、バレンボイム/ベルリンフィルなど、この曲に関してはオケがあまり厚く聴こえなかったこともあり、他の曲と比べると聴いていて違和感がなかったです。上に書いたとおり、好みではなくてもホントに嫌いな演奏というのがないんですよ。

ポリーニ/ベーム盤は、バックのウィーン・フィルがやはりいいですねえ。ポリーニはちょっとまじめというか、表現に遊びがない感じもしますが、これはこれでインテンポで進んでいくところが嫌味がなくていいと思います。音色は相変わらずクリアですが、ベートーヴェンの時とかと違って、結構繊細な表現してるなあという印象があります。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/01/27 21:32
うぐいすさん こんにちは

徐々にブログ復活の兆しのようですね。ちょうど最近、マーラーの復活を聴いていました(笑)…

モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を聴きまくっていた時期がありました。ご紹介の演奏はもちろん、他の方がお書きになった以外のものも含めて、50種類を下らないと思います。

結局、全曲を通してイチオシの演奏に巡り会えていません。中ではソロモンの演奏が安心して聴けます。ブレンデル/マリナーは他の曲も含めて端正で好きです。マリナーが遊びすぎていないところがいいですね。いろいろと聴いた後で行き着くのはこのあたりになるのでしょうか。

第2楽章だけなら、お書きのとおりカーゾンが私のベストです。ケルテスの伴奏には私も?を感じていました。カーゾンではクリップス盤が伴奏のおさえが利いていて良いと思います。
ezorisu
2013/01/29 17:46
うぐいすさん

こんばんは。モーツァルトのピアノ協奏曲23番
私も好きです。私のお気に入りの演奏は、グルダ/
北ドイツ放送響のものですね。

それにしても、みなさんいろいろな演奏をお聴きに
なられてますね。参考にさせていただいて少しずつ
聴いていきたいと思います。
ANNA
2013/01/29 22:30
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

おかげさまでブログもまたぼちぼち始めることができております。こんなペースでなんとかいけたらいいんですが。

ソロモンですか、テスタメントで出てるやつですね。録音のせいか、オケが結構こじんまりとした室内楽的な響きですけど、音楽はイキイキとしてますね。1楽想はうぐいすの感覚では、ちょっと速過ぎな感じがしますが、2楽章以下は結構好きかも。でもブレンデル/マリナーの方がしっとりとした落ち着きがあって好きかなあ。

カーゾンの2楽章はすごいですね。聴いていると背筋がゾクッとしてきます(笑)。ケルテスの演奏はオケの部分だけ聴いてるとそんなに悪くない気がするのですが、ピアノとかぶっているとどうも違和感があるのですよ。カーゾンは他にセル盤もあるようなので、そちらもちょっと興味があります。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/01/29 23:07
ANNAさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

グルダは結構弾き振りの演奏がいいかもしれませんね。20番でミュンヘン・フィルを弾き振りしているライヴ映像見たことがあるのですが、アバドと組んだものよりもそちらの方がやりたいことやってる感じなのが良かったです。ただ、映像としては面白かったですが、グルダのピアノがちょっと粗い感じもしました・・・あと、23番のスタジオ録音は、アーノンクールがちとやりすぎな気がしますねえ。北ドイツ放送響の弾き振りは20番も23番もあるみたいなので、ぜひ聴いてみたいです。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/01/29 23:12
この曲には色々なアプローチが可能ですね。
僕の一番のお気に入りのハイドシェックは、映画「アマデウス」のモーツァルトそのもののような天衣無縫さが好きです。逆にポリーニのピアノは堅苦しさがちょっと、ですね。
少しも軽やかでないハスキル盤も大好きなんです。カーゾンならセル盤は良いですね。グルダのアーノンクール盤は僕も騒々しくて嫌いです。やはり弾き振り盤を選ぶべきでしょう。
最近良いと思ったのはグリモー盤です。これは新鮮で実に素晴らしいです。
ハルくん
URL
2013/02/03 15:57
ハルくんさん、こんばんは!
こちらにもコメントいただきまして、ありがとうございます。

ハイドシェックの演奏聴いてて思ったのですが、うぐいすはモーツァルトの曲に対して、あんまり頻繁にルバートを効かせる演奏が好きではないのかもしれません。23番に関しては、一度聴きだせば、まあこういう演奏もありかな〜、と思いながら最後まで聴いてしまいますが。曲の魅力がやはり大きいです。

あんまり羽目を外さないで工夫してる演奏が好きなのかな。ハルくんさんが息苦しいと言ってたブレンデルとか内田光子とかが、意外と肌に合うようです。そういう意味ではグルダはベートーヴェンのソナタなどを聴いてると結構羽目を外しそうな人なんですけど、意外とモーツァルトはそうでもないというか、むしろうまくバランスを考えてるなあと感心したりして。今、ネットで調べてグルダの北ドイツ放送響の弾き振り盤が廃盤になってることを知って愕然としています(笑)。

それでは、またよろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/02/03 22:26

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