【普通に~】(036-追補) Beethoven 交響曲第6番「田園」<続編>フルトヴェングラー
さて、先週はシリーズ36回目、Beethoven 「交響曲第6番"田園"」だったのですが、今週はその追補版と言いますか、ちょっと異色でクセになってしまう(笑)フルトヴェングラー盤について補足をしてみようかと思います。
普通に取り出す頻度基準
◎:大体いつもこの演奏
〇:たまに
△:気が向いた時
※:好きだけどめったに取り出さない
(あくまで聴く頻度であって、演奏の評価ではありません)
■普通に取り出す演奏
◎:フルトヴェングラー/BPO(1954.5.15 Live) ルガーノの田園
◎:フルトヴェングラー/BPO(1954.5.23 Live)
◎:フルトヴェングラー/VPO(1943 Studio)
△:フルトヴェングラー/VPO(1952 Studio)
さて、今回は交響曲第6番「田園」のフルトヴェングラー編です。
フルトヴェングラーの田園は昔から個性的な名演として有名です。
特に一楽章の非常に遅いテンポで重厚な演奏は、一般的な田園のイメージとはかけ離れているのですが、これを一回聴いてしまうと癖になるというか、なぜか忘れられないのですね~。
夕暮れ以降、もしくはしとしとと雨の降る田園を眺めているような心象風景にとらわれてきてこれはこれでなんとも味わい深いのです。
続く二楽章もこれまた遅いテンポで、小川のほとりでしみじみと物思いに耽っている感じです。何というか、一・二楽章通じて静謐で雄大なスケールの音楽に身を浸らせて聴くような感じですね。
ちなみにフルトヴェングラーの「田園」は、三楽章以降はほとんど聴きません。第三・四楽章はそれでもまだ好きなんではありますが、第五楽章に至っては、テンポの動きがどうにもついていけないのですね~。いつも聴く、という点で考えますと、正直、二楽章が終わったら聴くのをやめることが多いかも(笑)。もっとも、クレンペラーのような鈍重な演奏ではないので、三楽章以降も好きなことは好きなんですが、いつも聴くかというとちょっと違うかな~。
さて、フルトヴェングラーの演奏も年代によって若干その音楽が違います。一番聴くのは「ルガーノの田園」で有名な1954.5.15のライヴ録音とその後の1954.5.23ライヴ、それと1943.12にVPOとスタジオ録音した演奏です。
「ルガーノの田園」は、フルトヴェングラーの田園の中でも第一楽章のテンポがかなり遅い部類で、最も静謐な雰囲気なので、涅槃にたたずんでいるかのような風情を感じます(笑)。音楽に没入する感じで聴いてます。
2016年に出たKINGレーベルの再発録音は大分、音の響きが加工されてる感がありまして、もしかしてマニアの方には不評かもしれませんが(苦笑)、元々持っていたERMITAGE盤と比べて冒頭のポコポコ音が目立たなくなりましたし、意外と私は好きです。私はこのくらいの録音でも感動できる、経済的な耳のようです(笑)。
1954.5.23はテンポが遅くてしかも音が重厚なため、聴きごたえがありますね。こちらはもうちょっと現世に近い演奏で、低弦が重戦車のような地響きを立てるようにゴーと聴こえてくるところがたまらないです。録音状態は結構良いので、ベルリン・フィルの音色がリアルな感じで聴こえてきてなかなかの迫力です。
もう一つ、1943年盤は戦前のVPOの柔らかな音色と、意外と重厚な低弦の響きが特徴で、その静謐な雰囲気は変わらないものの、フルトヴェングラーの演奏の中では表情がとてもイキイキとしている部類かと思います。ただこの演奏、CDでの入手がとっても難しいです。この録音はすでにパブリック・ドメインになってますので、ネットで拾える可能性が高いので、そういう方法の方がよいかも?
あと、最も有名な1952年のスタジオ録音ですが、これも悪くないですが上記の3つに比べると少し取り出す機会が少ないです。表情付けと雰囲気が最も整っていて、一番落ち着いて聴ける演奏とは思ってますが、どうしても上の三種の方に手が伸びちゃってますね~。
ちなみに、フルトヴェングラーの田園を一番最初に入手する、または一つだけ持っていればいいという方は、おそらくこのスタジオ録音盤だけで十分かと思います(笑)。
さて、次回はBeethoven「交響曲第7番」となります。
ではでは、またよろしくお願いします。

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◎:フルトヴェングラー/BPO(1954.5.15 Live) ルガーノの田園
◎:フルトヴェングラー/BPO(1954.5.23 Live)
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△:フルトヴェングラー/VPO(1952 Studio)
ベートーヴェン : 交響曲 第6番 「田園」 | スメタナ : 交響詩 「モルダウ」 (Beethoven : Symphony No.6 ''Pastorale'' | Smetana : The Moldau / Wilhelm Furtwangler | Vienna Philharmonic Orchestra) [CD]
GRAND SLAM
2017-09-13
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

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さて、今回は交響曲第6番「田園」のフルトヴェングラー編です。
フルトヴェングラーの田園は昔から個性的な名演として有名です。
特に一楽章の非常に遅いテンポで重厚な演奏は、一般的な田園のイメージとはかけ離れているのですが、これを一回聴いてしまうと癖になるというか、なぜか忘れられないのですね~。
夕暮れ以降、もしくはしとしとと雨の降る田園を眺めているような心象風景にとらわれてきてこれはこれでなんとも味わい深いのです。
続く二楽章もこれまた遅いテンポで、小川のほとりでしみじみと物思いに耽っている感じです。何というか、一・二楽章通じて静謐で雄大なスケールの音楽に身を浸らせて聴くような感じですね。
ちなみにフルトヴェングラーの「田園」は、三楽章以降はほとんど聴きません。第三・四楽章はそれでもまだ好きなんではありますが、第五楽章に至っては、テンポの動きがどうにもついていけないのですね~。いつも聴く、という点で考えますと、正直、二楽章が終わったら聴くのをやめることが多いかも(笑)。もっとも、クレンペラーのような鈍重な演奏ではないので、三楽章以降も好きなことは好きなんですが、いつも聴くかというとちょっと違うかな~。
さて、フルトヴェングラーの演奏も年代によって若干その音楽が違います。一番聴くのは「ルガーノの田園」で有名な1954.5.15のライヴ録音とその後の1954.5.23ライヴ、それと1943.12にVPOとスタジオ録音した演奏です。
「ルガーノの田園」は、フルトヴェングラーの田園の中でも第一楽章のテンポがかなり遅い部類で、最も静謐な雰囲気なので、涅槃にたたずんでいるかのような風情を感じます(笑)。音楽に没入する感じで聴いてます。
2016年に出たKINGレーベルの再発録音は大分、音の響きが加工されてる感がありまして、もしかしてマニアの方には不評かもしれませんが(苦笑)、元々持っていたERMITAGE盤と比べて冒頭のポコポコ音が目立たなくなりましたし、意外と私は好きです。私はこのくらいの録音でも感動できる、経済的な耳のようです(笑)。
1954.5.23はテンポが遅くてしかも音が重厚なため、聴きごたえがありますね。こちらはもうちょっと現世に近い演奏で、低弦が重戦車のような地響きを立てるようにゴーと聴こえてくるところがたまらないです。録音状態は結構良いので、ベルリン・フィルの音色がリアルな感じで聴こえてきてなかなかの迫力です。
もう一つ、1943年盤は戦前のVPOの柔らかな音色と、意外と重厚な低弦の響きが特徴で、その静謐な雰囲気は変わらないものの、フルトヴェングラーの演奏の中では表情がとてもイキイキとしている部類かと思います。ただこの演奏、CDでの入手がとっても難しいです。この録音はすでにパブリック・ドメインになってますので、ネットで拾える可能性が高いので、そういう方法の方がよいかも?
あと、最も有名な1952年のスタジオ録音ですが、これも悪くないですが上記の3つに比べると少し取り出す機会が少ないです。表情付けと雰囲気が最も整っていて、一番落ち着いて聴ける演奏とは思ってますが、どうしても上の三種の方に手が伸びちゃってますね~。
ちなみに、フルトヴェングラーの田園を一番最初に入手する、または一つだけ持っていればいいという方は、おそらくこのスタジオ録音盤だけで十分かと思います(笑)。
さて、次回はBeethoven「交響曲第7番」となります。
ではでは、またよろしくお願いします。
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