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zoom RSS ひんやりシベリウス:ヴァイオリン協奏曲

<<   作成日時 : 2007/05/19 22:45   >>

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今回はシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。
以前シベリウスについては後期の交響曲への思いを書きましたが、もちろん後期の曲だけが好きなわけではありません。
たとえば今回取り上げるヴァイオリン協奏曲については、このジャンルの中ではベートーヴェンに次ぐくらい好きな曲です。

この曲は最初聴いたときはずいぶん変わった曲だなあ、という印象でした。このときも前にも書いたとおり、一度聴いただけではピンとこない鈍重な感性だったこともあり(笑)、特に気を惹かれたわけでもなかったです。ただ、3楽章の野性的なリズムに関してはかなり惹きつけられるものがありました。
そのうち2〜3度、FMラジオで聴いているうちに全体についても惹きこまれて行ったという感じです。
ベートーヴェンのときよりは結構馴染みは早かったかもしれません。

この曲の演奏についてはとにかく、ひんやりとした雰囲気を感じさせてくれる演奏が好きです。
うぐいすの好きな演奏はオイストラフ/ロジェストヴェンスキー('65 もしくは '68。CDにより記載が違うが、同じ演奏では?と思います)とハイフェッツのものです。

同じオイストラフでも、オーマンディと組んだものもあるのですが、これはうぐいすにはだめでした。バックのオーマンディ・フィラデルフィアの音色もあいまって、かなり生暖かい(生ぬるい)演奏になってしまい、緊張感があまり感じられません。

一方、オイストラフ/ロジェストヴェンスキー盤はオーマンディ盤とはまるで違う、ひんやりとした雰囲気の漂う名演です。アクロバティックなテクニックを期待して聴く演奏ではなく、恰幅のよい音色で安定感もあるのですが、決して弛緩ない緊張感のある演奏です。
オイストラフの音色は雄弁で芯も太いのですが、フレーズの処理が切り込んでいく感じの部分も多く、非常に格好いいです。ロジェヴェンのバックも好サポートしています。オイストラフのベスト盤です。
録音状態も印象に与える影響が大きいですね。

ハイフェッツ/ヘンドル盤は、ハイフェッツの切れ味抜群の名演です。
終始ハイフェッツが主導権を握っていてまさに独壇場で、たとえば3楽章冒頭の、オーケストラがハイフェッツに引きずられてぐいぐいアップテンポしていく様など非常にスリリングです。

以下、印象に残った演奏です。
パールマン/プレヴィン盤は、音はたくましいですが、非常に楽観的に聴こえます。北欧のひんやりした雰囲気は感じられないです。
クレーメル/ムーティ盤は、ヴァイオリンが非常に研ぎ澄まされたような音色と緊張感があり、なかなか良いです。逆に、この人の音色は鋭すぎて疲れてしまうという面もあるのも確かですが、この演奏の場合はそれはあまり問題ではないです。
むしろ問題なのは、バックのムーティ。必要以上に自己主張しすぎるきらいがあります。金管の爆発があまりに恣意的で癇に障るのです。

他、持ってない演奏で一度聴いてみたいのはチョン・キョンファとムターですかね。
チャイコフスキー&シベリウス : ヴァイオリン協奏曲
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