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zoom RSS モーツアルトのレクイエム

<<   作成日時 : 2007/06/02 00:19   >>

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最近仕事に気をとられていて更新がまったく滞ってます。
(でも忙しくて時間がないとかいうわけじゃないんですが。)
今回はモーツァルトのレクイエムについてです。
暗い曲想ながらも格調が高く、雰囲気が澄みきった、味わいのある名曲です。
昔はどうも宗教的な音楽が苦手で、モツレクも有名なわりにうぐいすはなかなか手を出さなかったです。初めて聴いたのは高校生の時くらいだったでしょうか。
前にも書いたとおり、元々根暗な性格(笑)なこともあって、意外とすんなり入っていけましたねえ。曲も、全曲通して聴くというよりは、モーツァルトが主要な部分を書いたと言われる曲をよく聴きます。
でも、涙の日は全部聴きますが(笑)。→8小節目までだけなんて器用な聴き方はできません。
うぐいすには芸術的なことは良くわからないので、後半部分が音楽的にどうとかいうのはわかりません。
個人的な好みで、なんとなく、モーツァルトが書いたあたりまでが「根暗な」音楽になってるのでよく聴くのです(笑)。
(でも一番最後の「聖体拝領唱」はよく聴きます。最初とおんなじメロディですから)
人間の感覚なんて、理屈じゃないですからねえ。

この曲の名演と言えば、ベーム/ウィーンフィル(ステレオ)と、ワルター/ニューヨークフィルが有名ですね。うぐいすもこの2つはよく聴く演奏です。
ベーム/ウィーンフィル盤は、ベームの60年代までの演奏と違い、晩年の様式に近い、遅めのテンポで訥々と進んでいく演奏です。
しかし、ウィーンフィルのやわらかく歌いこむ音色によって、非常に優雅で格調の高い演奏に仕上がっています。合唱団・ソリストもスケールが大きく力演です。特にエディット・マティスのソプラノとカール・リーダーブッシュのバスの表現力にはうぐいすは舌を巻きました。また、涙の日の部分での合唱の表現力も、まさに涙ものです。この演奏は特に弱音部に魅力があります。
ベームの演奏の特色は、テンポが速めでも遅めでも、訥々と実直に進めていくところでしょうか。このモツレクも非常に美しく澄みきった演奏です。
世評では、ロマンチックな艶かしさがないとか言われてます。確かにベームの指揮はそうなのですが、一方でオケと合唱が結構ロマンチックに歌いこんでいます。そのため、一種、美術館に置かれた宗教画という趣があります。劇的ではないのですが、ルネッサンス期の宗教画のような、格調高いながらもどこか艶かしい官能的な色合いが感じられるのです。ここらへんは一般的な評価とは違うかもしれませんが、最近は古楽器奏法によるものなどもあって、そのあたりの演奏になれてしまうと、このベーム盤はゴージャスで、結構ロマン的な演奏に聴こえます。まあ、それがこの演奏のいいところでもあります。
(もちろん、ベタベタの粘る演奏とはまた、一線を画しています)

ワルター/ニューヨークフィルはモノラルで音はこもった感じはありますが、テンポが速めで、曲を劇的に追い込んでいくタイプの名演です。
合唱にしてもオケにしても、粘らずに音をストレートにだして、前へ前へ進んでいく感じです。したがって曲の進め方が素直で聴いていて気持ちがいいですね。ただ、歳をとったせいか、ちょっとあっさりしすぎて最近は物足りない感じもしてます(笑)。

他に印象に残っている演奏は以下です。
ベーム/ウィーン響のDVDは上記のウィーンフィルを振ったものと演奏様式は大きくは変わりませんが、CDのものよりももう少し実演チックで推進力や覇気が感じられます(ちなみにライブではありません)。
キリエの最後のティンパニの連打や合唱の迫力の凄さ、なんといっても独唱者が豪華なこと。やっぱりCDの方がいい部分もあるのですが、そうはいうものの、DVD盤も名演です。
バーンスタイン盤はちょっとやりすぎですかねえ。こてこてに粘る演奏です。ここまでくると、聴いててちょっとつらいですね。
カラヤンの晩年の演奏(DVD)はやはりうぐいすには合わないです。造詣的には美しいのですが、感動しません。そもそも映像が本当に作り物っぽくて興ざめでした。映像をもっと自然にとってくれれば見る機会がもっとあったと思うんですが、売っ払ってしまいました(笑)。
古楽器系はラジオなどでいろいろ聴いたことあるんですが、どうもなじめないです。交響曲などは結構楽しめるのですが、レクイエムはやっぱり昔ながらの様式が好きみたいです。
モーツァルト:レクイエム
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コメント(2件)

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うぐいすさん、お元気ですか。

今日はこんなところに登場してみました。終わりに向かう夏へのレクイエムです。

同曲では…
キリリとしたリヒターの演奏が好きでした。ベームは私にはどうしてもテンポが合いません。日本の「ご詠歌」と比べても遅いですね(笑)。バーンスタイン、カラヤンへの感想はうぐいすさんに同じです。音の美しさではコルボのライヴ盤がよいのですが、ライヴ演奏そのままに手を加えなかったために曲間の休止が長いのが玉に瑕です。

私のベストはワルター/ニューヨーク盤ですね。ニューヨーク時代のワルターのモーツァルトは本当にすばらしい演奏が目白押しだと思います。ウィーンが生涯の恋人、ニューヨークが本業の仕事相手という感じです。

体調を崩しすい時節の変わり目ですが、ご自愛ください。
ezorisu
2008/08/26 09:05
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

例によって妻のパソコンから入力です(苦笑)。
ベームのテンポ感は合う人と合わない人がいるでしょうね。うぐいすも60年代の指環やトリスタンのベームが好きなので、晩年様式はそんなに好きではないのですが、モツレクは別です。ベームの解釈はおいといても(笑)、何といっても演奏者(独唱陣とウィーン・フィル)が熱演なので。ワルター/ニューヨーク・フィルも熱演ですね。

パソコンが生まれ変わったらまたエントリー再開しますので、またよろしくお願いいたします。
うぐいす
2008/08/26 23:04

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