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zoom RSS 弦楽四重奏曲第4番(ショスタコーヴィチ)<PA-040>

<<   作成日時 : 2007/10/04 19:39   >>

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続いて、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲4番です。
これはどこか不思議な魅力のある曲です。

2番・3番と、どこか戦争の影響を感じる暗い曲だったのですが、続くこの曲はどこか牧歌的で、人懐こい曲です。
とはいうものの、ショスタコーヴィチの曲は長調でもメランコリックだったり深刻だったりと、なかなか息を抜けるような曲がなくって油断できません(笑)。
その中でも、この4番もどこか暗い影を感じはしますが、それでもまだ聴きやすい部類に入りますね。

1楽章冒頭から、まるでイギリスのバグパイプのような(笑)低音にのってメロディが流れていきます。
基本は明るいのどかな音楽なのですが、なんとも牧歌的で素朴な民謡風でいて、どことなく悲しげな色も持つ響きです。
続いて2楽章は哀愁の漂う旋律ですが、なんというのでしょうか、後のショスタコーヴィチのような「危ない」雰囲気(笑)はあまり感じられない、メロディアスな曲ですね。
3楽章はリズミカルで楽しげな曲想で進みますが、終始弱音が基本で、なにかヒソヒソ話をしながら、時々会話が弾んで大きくなりながらも、足早に街を通り過ぎる人たちのような姿を想像させます。なにか思わせぶりではありますが、なかなかにコミカルな表情です。
続いて4楽章に入るのですが、この入りは絶妙です!3楽章で足早に街を通り過ぎて、4楽章で秘密の部屋に入ってやれやれ、と落ち着いたかと思うと、さて、と新たな4楽章のメロディに流れ込む、という感じです。ピツィカートが効いてますね!
その後、ひとしきりなにかつぶやいたかと思うと怪しげに蠢きはじめ、次第に熱気を帯びてきてしきりに何かを主張したりなだめたり、という人のやりとりのようにも聴こえます。
やがて静かにぶつぶつとつぶやきながらおさまっていき、静かに消えていきます。
壮大ではないのですが、なんだか、映画のワンシーンでもみているかのような気分になります。

人によっては4楽章を悲劇的な曲という人もいるようですが、うぐいすはそういった感覚は感じられません。
確かに何かをいいたそうで暗い影もありますが、どこか演劇的で、親しみやすい雰囲気を持っている、不思議な曲です。

ボロディン(新)の演奏は今までも何度も言っている(笑)、音響の良さ・しっかりした構成感が、この曲では非常に生きているような気がします。たとえば、1楽章の低音と高音との対比とか聴いていて心地よいです。
4番はうぐいすには四つの楽器のハーモニーを重点において味わうという楽しみ方をしやすい曲なのです。
その意味では、このあたりの曲はボロディン(新)のものがうぐいすはお気に入りなのです。
(でも、人によっては、退屈と思う方もいるかもしれませんね。)

一方、ボロディン(旧)はかなり劇的な表現をしています。上記でボロディン(新)がお気に入りといっておきながら、これはこれであり(笑)、と思っています。
ただ、この曲特有のどこか飄々としたコミカルさとか、アングラ劇場的な(笑)楽しみとはちょっと違いますね。
この曲にはもうちょっと息を抜いた感じも欲しいかもしれません。

ベートーヴェンQは、これはどうしたものでしょうか・・・
まるでチャイコフスキーでも聴いているかのような(笑)、ロマンチックな演奏です。いや、これはこれで味があるのですが、さすがにショスタコーヴィチの4番はもうちっと、すっきりした演奏がいいかなあ。
ショスタコーヴィチの作風が苦手な人にはいいかもしれませんね。

う〜ん気がついたら、長文になってしまいました。
次回は5番の予定です。

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