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zoom RSS あらためてクラスナーのベルク:ヴァイオリン協奏曲<PA-059>

<<   作成日時 : 2007/11/11 22:13   >>

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ついこの間、ベルクのヴァイオリン協奏曲について書いたのですが、本日、注文していたCD(ブログでお世話になっている凛虞さんご推薦の演奏)が届いたので、早速聴いてみました。
購入したのはスーク/アンチェル盤とクレーメル/C.デイヴィス盤です。でも、今回はこの演奏の感想ではないのです(笑)。

前回のこの曲に対する感想は、クラスナー/ウェーベルン盤を聴いての印象が主でした。
いままでムターとかパールマンとかは聴いたことあったのですが、いつもリファレンスとしてクラスナー盤を基点にして聴いていたので、それと比べるとムターもパールマンもいまいちに聴こえていたのです。
しかし、今回購入した2種の演奏を聴いてあらためて認識しました。

クラスナー/ウェーベルン盤は尋常じゃない!(笑)

スーク盤にせよクレーメル盤にせよ、クラスナー盤に慣れたうぐいすの耳で聴いていると、両者はその演奏のアプローチは違うにしても、非常に純音楽的で美しい、歌に溢れた音楽に聴こえます。
そう考えると、ムター盤もパールマン盤もそんなにイケてない演奏じゃないような気がしてきました(笑)。

クラスナー/ウェーベルン盤はなんというか、その演奏時の背景も特殊(バルセロナでの世界初演後の、2回目の演奏。イギリス初演。)ですし、しかも録音状態もあまりよろしくないことも手伝って非常に物々しい雰囲気がプンプンしています。
しかもその演奏内容についてですが、実はトンデモなく表現主義的で、現代の演奏と比較してもこんな演奏は稀有なものだということに気がつきました。
ただ、非常に情熱的で退廃的かつロマンチックという印象自体は変わらないです。
でもそれは、実は現代の演奏家以上に表現主義的で鋭い切り込みの演奏を行っているがゆえに、そのベルクの情念のようなものが強調されて胸に迫ってくるためじゃないかなあとうぐいすは思いました。
特にクラスナーのヴァイオリンはロマン的なフレーズの歌い方や音を濁さんばかりのダイナミックな表現には圧倒されます。

クラスナー/ウェーベルンは、当時のベルクの曲を「現代音楽」として位置づけて、斬新さや革新性を強調した演奏にしているのかなと思いました。ベルクの残した傑作を世に示す意気込みのようなものを感じますね。
逆に、現代の演奏家にとってベルクはすでに現代音楽の中でも「古典」のような位置づけになっていて、革新性ばかりでなくあえてロマン的な色合いも含めて、解釈としては客観的に演奏しているのかも知れません。

クラスナー盤は名演ですし、うぐいすは大好きです。でも、これと単純に他の演奏は比較しちゃダメなんですね。これは別物で、違う楽しみ方をしないと。

ということで、今回購入したCD、結構楽しんで聴いています。なんと言っても音が良いので、オーケストラの繊細な表現など、クラスナー盤では聴き取れない微妙な音色を味わえていいですね。
そのうちまた感想アップしてみます。

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