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zoom RSS R.ゼルキンのブラームス:ピアノ協奏曲第1番<PA-082>

<<   作成日時 : 2008/01/09 22:04   >>

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今回も久しぶりに聴く曲です。
以前書いたように、うぐいすはブラームスの協奏曲はあまり聴きません。まあ、ダブル・コンチェルトは比較的好きな方なのですが、他の曲は重い感じがしてあまり手に取ることはないのです。

ブラームスの協奏曲って、よく「ソロ楽器付の交響曲」という言われ方をしますね(同じような例えで、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタのことを「ヴァイオリン付のピアノ・ソナタ」なんて言われることもありますが)。
ソロ楽器とオケが対比的に扱われるというよりは、ソロ楽器のオケとの同質化というか、オケの一部として一緒に曲を構成していくという風情がさもありなん、といった感じですね。
その昔、「オーケストラがやってきた」という番組で、ピアノ協奏曲第2番1楽章冒頭の、ソロとオケのパートを逆にした編曲をして演奏するという企画があったのですが、これがまた違和感のなかったこと!(笑)

まあそれ故に、構成の重厚さが目立つことになって、ついつい手に取ることが少なくなってしまいました。
嫌いというわけではないんですけどねえ。
1楽章の冒頭からティンパニのトレモロと重々しい伸ばしに続いて勇ましくどこか悲壮感のあるメロディが現れますが、そこから哀愁漂う旋律に移行しながら情緒豊かに曲が展開していき、ひとしきり主題が提示されると、さりげなくピアノが入ってきます。ここいらの構成など、なかなか挑戦的な感じですね。
2楽章の落ち着いた渋い味わいもいいですね。3楽章は、うぐいすが一番初めに好きになった楽章なのですが、なかなか派手で勇壮なつくりです。
聴いてみるとあらためていい曲だなあ、と思うのですが、いやあ、やっぱり重くていつも聴く気にはならんですねえ。

今回、なぜ聴く気になったかというと・・・ブレンデルが今年を最後に引退するとの情報を仕入れたので、ちょっと久しぶりにブレンデルの演奏聴こうかなあと思ったのです。そこで、ブレンデル/アバドのブラームスの協奏曲1番がCD棚の中にあったことを思い出したので、あらためて棚の中を調べてみたのです。しかし、そのお目当てのCDの隣にゼルキン/セルのCDが目に入ったので、すかさずこちらを選んでしまったわけで(笑)。
やはりアバド/ベルリンのもっさりした感じがなんとなしに思い出されてしまい、反射的に避けてしまったのですね。ごめんよ、ブレンデル。あなたの演奏はやっぱり別の機会にベートーヴェンを聴きます(笑)。

そんなこんなでゼルキン/セルの演奏ですが、こんなにキビキビとしたリズムで引き締まった感のある、実に格好のいい演奏はなかなかありませんね!
ゼルキン・セルのどちらも質実剛健な音を作り出していて、実に構成感のしっかりした演奏ですね。
オケの音に、ドイツのオケのような厚みがあるともっといいのですが、まあ、それはないものねだりですね。
ちなみにうぐいすのもっているCDは下にリンクした最近のものではなくって(笑)、昔発売されていた、R.シュトラウスのブルレスケとカップリングされていたものです。
ブルレスケの方も好演です。

そういえば、ゼルキンのブラームスといえば、ブダペストQと組んだピアノ五重奏があるのですが、これまたがっちりした構成で渋い名演でした。ベートーヴェンのピアノ・ソナタも絶品です。
ゼルキンのベートーヴェン・ブラームスはやはりいいですね。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番+ヘンデル・ヴァリエーション
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ブラームスのピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15 ゼルキン(Pf)・セル/クリーヴランド管
ダブり買いならぬ、ダブリ書き・・・・・。 エントリー数が増えてきますと、ダブり書きも出そうです。 すでに、「ダブリ買い」については何度か書いてきましたが(トリプル買いもあります・・・・・汗)、記憶力の減退でしょう、このごろは、ここに書いたこともどんどん忘れます。注意してはおりますが、同じCDやLPをダブってエントリーしていることがありましたら、どうぞ笑ってお許しください。 ホンマに、やれやれであります。 ...続きを見る
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ルドルフ・ゼルキンのブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 ゼルキン/クリーヴランド管
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。kitakenと申します。
最近、ショスタコーヴィチを聴きこむようになり、こちらの素晴らしいブログの存在を知りました。
ショスタコーヴィチの聴き比べのコーナーとても参考になります。これからも勉強させていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ttp://blog.so-net.ne.jp/kitakentobeethoven/
kitaken
2008/01/09 22:20
kitakenさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

実はkitakenさんのブログはjsbachさん経由で閲覧させていただいたことがありまして、初めて伺ったときはあまりの見識の深さにたじろいでしまいました(笑)。kitakenさんのブログで絶賛されていたのを見て、ズスケ・カルテットのベートーヴェン弦楽四重奏全集を注文しました(まだ手元に来てませんが)。

うぐいすのブログは思いつきの気ままなものなので勉強などにはなりませんが、楽しんでいただけたら幸いと存じます。今後とも、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2008/01/09 23:13
うぐいすさま こんばんは

出ました!! ゼルキン師のブラームス
ブラームスのコンチェルトで、一番好きなのは、1番のピアノコンチェルトかもしれません。ブラームスの情熱のようなものが一番直裁に出てきている曲のように思うんですよ。
ゼルキン師とオーマンディ・フィラデルフィアの相性が良かったので、1番のその組み合わせでの録音があれば、と思ったりもしますが。(2番は上の組み合わせの録音もあります)。
カップリングの「ヘンデル・ヴァリエーション」、この曲がブラームスの曲の中で一番好きな曲何ですよ〜。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/01/10 00:07
こんにちは。
ゼルキンのブラームスはエエですね。1番も2番も素晴らしい演奏でした。打鍵は力強く、響きは高潔、名演と思います。セル/クリーヴランド管の緻密な伴奏も聴き応えがありました。
エヴァーグリーン的な1枚ですね。
mozart1889
2008/01/10 16:37
うぐいす様
すでに拙BLOGにお越しくださっていたと知り、汗顔の至りです。勝手気ままなことばかり書いておりますが、楽しんでいただけましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 ズスケ四重奏団の演奏は素晴らしいですね。さまざまな団体の演奏を聴くようになってから、その素晴らしさを身に染みて感じるようになりました。うぐいす様のご感想を楽しみにしております。
kitaken
2008/01/10 18:34
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そういえば、rudolf2006さんはその名でわかる通り、ゼルキン命(笑)でしたね。この曲、確かに協奏曲の中ではもっとも情熱が直に伝わってくる曲かもしれません。ゼルキンもセルもがっちりして質実剛健なのが、聴いていて気持ちいいですね〜。
うぐいす
2008/01/10 20:28
mozart1889さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ゼルキンのピアノは重厚で、まさしくドイツ的な演奏ですね。確かに、その演奏はやりすぎることもないので、品のよさも感じられます。
ゼルキンといえばベートーヴェンも印象深いのですが、ピアノ・ソナタに全集を残さなかったのが残念です。でも残された録音は絶品ですね。
うぐいす
2008/01/10 20:38
kitakenさん、こんばんは。
ズスケのはまだ聴いたことないのですが、いろいろなところのお話を総合すると、あまり派手ではないけど滋味のあるオーソドックスな味わいのようですね。うぐいすの持っている演奏は何かと曲者なのが多かったので(笑)、期待して待っています。
うぐいす
2008/01/10 20:49

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