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zoom RSS シューベルトのピアノ三重奏曲第1番<PA-099>

<<   作成日時 : 2008/02/21 22:04   >>

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今回はシューベルトのピアノ三重奏曲です。以前、弦楽五重奏曲の感想のときにも書いたのですが、シューベルトの室内楽は嫌いではないのです。頻繁に聴かないだけなので(笑)。
でも、このピアノ三重奏曲は弦楽五重奏曲よりもよく聴きますね。

以前に少し書いたことがあるのですが、シューベルトの曲ってどこか文学的というか、詩的で清らかな曲想なので、人の体温をあまり感じさせない、違う世界にイッチャッてる美しさがありますね。孤独感というのか、寂寥感というのでしょうか。それにのめり込めないときもあって、なんとなく疎遠になってしまいました(笑)。

旋律が美しい一方で、情熱的な盛り上がりが少ない、盛り上がっても透徹して澄み切った雰囲気が感じられて、どこか冷たい印象を受けてしまうのかもしれません。
美しすぎて淡白な雰囲気もうかがえますので、単純に飽きやすいだけなんでしょうかねえ。ってこれはちょっと、元も子もない言い方かな(笑)。

まあそれはともかく、一方でシューベルトの室内楽は、聴いているとその澄み切った世界が逆に心地よく感じます。
(弦楽四重奏曲もいいですね。)
弦楽五重奏はとにかく長くて透徹した雰囲気も徹底しているので聴く機会が少なくなってしまいましたが、ピアノ三重奏曲の方は長さ的にも適度で、曲想も親しみやすくて気軽に聴けます。
シューベルト晩年の傑作ですね。ただ、弦楽五重奏に比べるとちょっとマイナーなんでしょうかねえ。
陽だまりでたたずんでいるような、こじんまりとしたなかなかチャーミングな曲です。

この曲の名演と言えば、ルービンシュタイン/ハイフェッツ/フォイアマン、はたまたルービンシュタイン/シェリング/フルニエ、カザルス・トリオとか、いろいろと目白押しですね。
これらの演奏は3者がぶつかり合っていく「競演」の妙を味わう演奏(2番目のはちょっと違うかもしれませんが)で好きなのですが、それらの感想はまたいつかの機会ということで(笑)。

今回取り上げるのはスーク・トリオです。
中でもうぐいすがよく聴くのはスーク・トリオなのです。
かっちりとしたアンサンブルながらも潤いと言うか、艶のある豊かな音色で、曲の魅力を十分に伝えてくれます。
録音もいいせいか瑞々しい響きを感じますし、音に生き生きとした生命力もあります。
なんといっても、ピアノ・ヴァイオリン・チェロの3者のバランス感覚が絶妙です。お互いに寄り添って慈しむように音が重なってます。
まさしくトリオがひとつの楽器かのように一体化しているアンサンブルの極致です。
もっとも、もっと丁々発止やりあう演奏が好きな方には、ちと温く感じるかもしれませんね。
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます

シュベルトのピアノトリオ
私はまったく聴いたことがありませんでした。
最近、ようやく、シュベルトの弦楽四重奏曲を聴き始めたばかりで (^_^;)

名曲は尽きないですね
スークトリオ、良さそうですね
スークは高校時代から大好きなヴァイオリニストです。これは、私のブログで何度も書いていますが〜

これも聴きたくなっています。
ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/02/22 07:54
rudolf2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

このピアノ三重奏曲第1番、おおらかで快活な雰囲気のある名品ですが、スーク・トリオの演奏はその曲の特性を存分に生かした名演です。あと、本文では触れませんでしたが、ルービンシュタイン/シェリング/フルニエのも、気品のあるバランスの整った演奏です。スーク・トリオよりも各人の個性が感じられる演奏なのですが、3者がアンサンブルを楽しみながら進めている感じで、曲というよりは彼らのアンサンブルそのものに和んでしまいます。
シューベルトは弦楽四重奏曲もいいですね。といっても頻繁に聴くのは13・14番あたりくらいですが(笑)。
うぐいす
2008/02/22 21:31
うぐいすさん、こんばんは!
本題とは異なることで申し訳ないのですが(汗)、上記コメントを拝読して、是非シューベルトの第13番「ロザムンデ」について、その魅力をお聞きしたくなりました。何れブログで採り上げてくださることを期待しています!
(この曲、実はとても苦手というか、全くつかみどころがなくて困っています…(汗)。)

ところで、次回は記念すべき<PA-100>ですね。どのような曲を選ばれるのか楽しみにしています!
凛虞
2008/02/22 23:05
うぐいすさん、こんばんは。

シューベルトのピアノ三重奏曲についてですが、
私の手許にはカザルス・トリオとルービンシュタイン・ハイフェッツ・フォアイアマン盤があります。どちらも戦前の録音ですね。音の古さは別にして後者が快く聴くことができるので、うぐいすさんが最後に書かれているような丁々発止の演奏スタイルが私には合っているのかもしれません。もっともルービンシュタインとハイフェッツのやりとりなので面白くて当然なのかも…。
ところで、先日スーク・ルージイッチコヴァでバッハのソナタを購入しました。こちらもスークの真面目すぎる音が私には今ひとつでした。大公は結構気に入ったのですが…。バルヒェット盤が入手困難のようなので、シェリング番と聞き比べてみようかなと思います。
次回は100回記念なのですね。これからもいろいろなお話しを期待しています。
ezorisu
2008/02/22 23:35
凛虞さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

「ロザムンデ」が苦手なのですか。確かにうなづける気もします。この曲って14番などよりも非常に歌謡性に富む、実にシューベルト的な曲ですよね。室内楽が好きな方ほど苦手かもしれません。はっきり言って、歌曲の形式をそのまんま弦楽四重奏に写しただけじゃないかとすら(笑)思ってしまいます。なので、四重奏の醍醐味を味わうというよりは、ジャンルとして歌曲(冬の旅とか)を聴くノリで聴いた方がいいのかなあ、と思ってます。うぐいすはそう開き直って聴いてるのですが、そうすると意外と楽しめたりしますね。

気づいたら100回目なんですよね〜。あまり意識せずに書き連ねていたので、イベントも考えてませんでした(笑)。今からでも何か考えときます。
うぐいす
2008/02/23 09:35
ezorisuさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

おぉ、百万ドルトリオとカザルストリオを持たれてるのですか。王道ですね(笑)。ピアノ三重奏曲はこういう「競演」的な演奏も面白いですよね。噂によると、ルービンシュタインとハイフェッツって侃々諤々、衝突しながらやってたそうですね(笑)。確かにどちらも主張が強そうなのでフォイアマンも大変だったでしょうね(笑)。

スークは確かに、まじめな雰囲気はありますね。逆にそれが味だったりするのですが。バッハだと、うぐいすもスークはあんまり聴きませんね。どちらかというと、ロマン派以降の曲に対して、響きと調和を重視したスタイルで演奏しているのが魅力的と思っています。

さて、100回目は何を書きましょうか。ショスタコーヴィチが交響曲9番書いたときのようにさりげなく行ってしまうというのもいいかと思ってますが(爆笑)。
うぐいす
2008/02/23 09:57
うぐいすさん、こんばんは。
コメントを差し上げるのがこんなに遅くなり申し訳ありません。
シューベルトのピアノ三重奏曲第1番、私もベートーヴェンの大公トリオよりも好きなくらい好きでいます。フレッシュでシューベルトらしい歌心あふれる名作だと思います。
演奏はオイストラフ・トリオ、ルービンシュタイン/シェリング/フルニエのトリオ、スーク・トリオ60年代と同70年代の4種類持っています。私自身は前2者も名演だと思いますが、やはり2種のスーク・トリオで聴くことが多いです。仰るとおり生き生きとして、アンサンブルの極致ですよね。
アルトゥール
2008/02/26 21:59
アルトゥールさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

うぐいすが以前メンデルスゾーンのトリオを取り上げた時、アルトゥールさんもスーク・トリオを絶賛されてましたね。普段、何気に聴くときはこういうアンサンブル一体型の演奏が心地よいです。気合を入れたいときはカザルス・トリオとか百万ドルトリオのがいいんですけどね(笑)。オイストラフ・トリオのは聴いたことないですが、ルービンシュタイン/シェリング/フルニエのは遅めのテンポで、なんというか、お互いに合わせる事を楽しんでる感じがするのがいいなあと思います。
うぐいす
2008/02/26 23:06
はじめまして。私の拙い記事をトラックバックさせていただこうと思い書いていたのですが、途中で送信してしまい未完成のものが行ってしまいました。すみませんが、最初のものの削除をよろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回、シェルングとオイストラフのものを少しですが聴いてみました。
もともと2人とも好きな演奏ですが、最近はシェリングばかりです。
 シェリングの輪郭のはっきりした撓るような音に、ルービンシュタインの周りに合わせつつ聴かせる演奏のほうがその場で演奏を聴いているようで、わくわくしました。
日和
2008/05/11 03:17
日和さん、初めまして!
コメントとトラックバックありがとうございます。

この曲のルービンシュタイン/シェリング/フルニエの演奏はアンサンブルのひとつの理想かもしれませんね。三者が個性を出しつつも実に生き生きとお互いを引き立てあってる様がよくわかります。
スーク・トリオは曲そのものの魅力を味わう感じですが、ルービンシュタインのものはアンサンブルの妙を楽しむという感じです。

ラ・フォル・ジュルネに行かれたのですね。うぐいすも興味はあったのですが、シューベルトは嫌いではないものの普段は少々疎遠になってる作曲家なので、結局行かずじまいでした。連休中はひきこもって(笑)ベートーヴェンの四重奏三昧でした。
うぐいす
2008/05/11 10:20
こんにちは!
私はヴァイオリンからクラシックに入ったので、正直シューベルトを聴く機会はありませんでした。
今回の熱狂の日も弦楽をメインに聴いたのですが、
 歌とかピアノ・ソナタ中心にしたほうが良かったかな?と今頃思っています。
来年はバッハのようですね。マルタンさんのお話を聞いてきたので、またブログでご紹介しようと思います。

 こちらにはいろいろ情報があって、寄らさせていただきますので、これからもよろしうお願いします。
日和
2008/05/11 12:45
日和さん、こんばんは。

うぐいすも昔、学生オケでヴァイオリン弾いていたので、やっぱり初めは弦楽に興味を惹かれますね。
今回のシューベルトならうぐいすが行くとしたらやはり弦楽中心になっていたと思います。シューベルトの室内楽は結構好きですし。

来年はバッハでしたか、これはちと期待してみようかなあ。来年も関東にいたらの話ですが(笑)。
うぐいす
2008/05/11 20:11

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