|
昨日に続き、マイスタージンガーです。 で、実際に聴いた演奏ですが、久しぶりなのでどの演奏聴くか迷いましたが、とりあえず世評の高いのと、生誕100年ということでカラヤンを引っ張り出しました。 実はもっと好きな演奏があるのですが(○ーベ○ッ○)、それはまたの機会にしておきます。→伏字にする意味あるのか?(笑) さて、このカラヤン/ドレスデン盤ですが、一言で言って「渋い」です。やはりドレスデン国立管の特色が前面に出ています。 カラヤンの指揮は、お得意のレガート奏法や音色を美しく磨いて音楽を作っていくという、彼特有のスタイルはうかがえますが、この頃のカラヤンの特質である強引なくらいの推進力とか、ド派手で爆発的な音作りは影を潜めています。 まあこれは、ベルリン・フィルではないから、ということも大きな要因だとは思いますね。 ドレスデン国立管の、美しくも素朴で素直な音色がなかなか聴いていて心地がよいです。ワーグナーを聴いていても聴き疲れがしないです。 以前、C.クライバーのトリスタンの感想を書いたときも、そのドレスデンの音色に感心した記憶がありますね。 そういえば、カラヤンの「指環」はベルリン・フィルなのですが、綺麗で抒情的な演奏ながらも、そのきらびやかでダイナミックな演奏は聴いた後に疲れを感じました。 その一方でちょっときれいにまとめすぎている気もしますね。 この演奏を聴いていると、もっとこう、ドイツ民衆の生活に密着していて、生き生きとしたいかにも活気のある演奏を聴きたくなってきます。 まあでも、カラヤンの演奏はそういう大衆的な熱気がムンムンしたものを目的に聴くんじゃなくて、純音楽的というと言い過ぎですが、幾分音楽として整理された、客観的な芸術作品といった趣に近い聴き方をする演奏かもしれません。その意味においては十二分にその魅力を発揮しているのではないでしょうか。 さて、印象に残っている歌手についての感想です。 ザックスはテオ・アダムですね。 ベーム/バイロイトのヴォータン役も演じてます。彼の演じるヴォータンもザックスも、あまり重くなりすぎないところが味かもしれません。ヴォータンの場合はホッターのような重厚な歌に慣れてしまうと、アダムの歌はちょっと軽めに聴こえてしまいます(よく聴くとなかなかの熱演であることがわかりますが)。 でも、ザックスの場合は親方であって、神様ではありませんので(笑)、重くなりすぎるとよろしくないですね。ここでのアダムはなかなかいいんじゃないかと思ってます。 ポーグナーはカール・リッダーブッシュです。 彼の歌はカラヤンの指環でハーゲン役を聴いたことがありますが、悪役っぽくなくて、実に立派なバリトンだったですね(笑)。 今回のこのポーグナーは逆にその役に合っていて、上品で、気品のある歌です。 ヴァルターのルネ・コロは、実に伸びやかで若々しい声ですねえ。 後にヘルデンテノールとしての名声を確立していくのですが、この頃はまだスマートなテノールといった感じですね。 ダヴィットのペーター・シュライアーですが、このちょっとコミカルな味のある役もうまくこなしてますね。そういえばヤノフスキーの指環でミーメ役で参加してましたが、そちらはなんというか、2枚目俳優が曲者を演じようと四苦八苦しているようなのが見えてしまっていまいちだったのですが、このダヴィットはなかなか良いです。 まあ、ミーメとダヴィットじゃ、えらくキャラが違いますが(笑)。 ベックメッサーは、ジェレイント・エヴァンスです。なかなかキャラに合った、いかにも曲者っぽい演技です。 いやあ、久しぶりに全曲聴くとやっぱり長い(笑)。でも堪能しました。今度はいつか、お気に入りの方の演奏をエントリーしてみます。 Great Recordings Of The Century - Wagner: Die Meistersinger von Nurnberg / Karajan, Adam, Donath, Kollo, et al
|
| << 前記事(2008/02/09) | トップへ | 後記事(2008/02/12)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
うぐいすさん、こんばんは! |
凛虞 (Niklaus Vogel) 2008/02/11 00:23 |
凛虞さん、こんにちは。おっと、ワーグナーなのでNiklaus Vogelさんのお出ましですね(笑)。 |
うぐいす 2008/02/11 16:59 |
| << 前記事(2008/02/09) | トップへ | 後記事(2008/02/12)>> |