|
本日、私事で急用入りまして、こんな時間にブログエントリーです(苦笑)。 今から明日(4/3)の晩までネット見れないので、ご容赦くださいませ。 さて、ハイドン・ルネサンスシリーズも一旦閉めのエントリーです。 今回は「太陽四重奏曲」です! ハイドン好きな方にはブログでもいろいろ取り上げられていますが、一般的にはあんまり人気ないかもしれません・・・ この曲、アムステルダムのフンメル社から出版された版で、楽譜の表紙に太陽が描かれていたということでこの名前がついたようです。 ハイドンの曲におけるいつものパターンで、曲そのものと太陽にはまるで関係ないですね(苦笑)。 この曲集、いわゆる「疾風怒濤」期の傑作だそうです。ベートーヴェンが筆写して勉強したとかいう話があり、モーツァルトもこの曲集に触発されて「ウィーン四重奏曲」(8-13番)を書いたという話があります。 ハイドン自身の作風においても対位法に重点を置いて、それまでのディベルティメント的な扱いだった弦楽四重奏というジャンルを芸術的な領域へ引き上げた作品ということをネット上で知りました。 ちなみに、10年ほどの後にさらに革新的な内容である「ロシア四重奏曲」が生まれます(こちらは、モーツァルトが「ハイドン・セット」を書くきっかけとなった曲集として有名ですね)。 まあとにかく「太陽四重奏曲」を聴いてみてまずわかることは、すっきりとした、とても美しく抒情的な曲だということでしょうか。 すでにこの「太陽四重奏」の段階で、いわゆる世間一般で彼の傑作と言われている「エルデーディ」や「第三トスト」の曲と同じくらいレベルの高い曲が書かれているんじゃないでしょうか。 むしろ、後の「エルデーディ」あたりの方が聴いていて少し劇的な分、ゴチャゴチャした感じがあります。聴いていてすっと心に入ってくるという意味では、この「太陽四重奏」の方が上かな・・・とも思います。 とにかく、あんまりゴテゴテしてないんですよね。 「ロシア四重奏曲」ですら、この「太陽四重奏曲」に比べると鮮やかな色がついて聴こえます。もっとも、後述しますが、うぐいすが聴いている演奏の色が強いせいもあるかもしれません。 なんでもっと有名にならないのか不思議なくらいなのですが、まあ、逆に自然すぎて、強く興味をひくような劇的な効果がないせいなのでしょうかね。 最初の31番から最後の36番までとにかく素晴らしいです。さわやかで伸び伸びとした曲想です。 特に好きなものを挙げてみて・・・と言われても、なかなか難しいです。 どれもいいのです。強いて言うなら、優美で親しみやすい31番と、少々暗めですが情感の溢れる33番あたりでしょうか。 う〜ん、でも34番の2楽章のしっとりとした雰囲気もたまりません。 ・・・いや、やっぱり全部いいですね(笑)。 うぐいすの持っている演奏はウルブリヒ四重奏団です。当時のドレスデン・シュターツカペレのメンバーで構成された四重奏団です。この演奏、昭和48年度のレコード・アカデミー賞受賞とのことです。 しかしこの演奏、なんと音色のやわらかいことか!なんて滋味のあるやわらかくてデリケートな演奏かと感心してしまいます。 あんまり刺激的な音とか、劇的なフレーズ表現みたいなものはありません。 でも、歌い方がとても上手で、聴いていて飽きないのです。 あらためて聴きなおしてみると、その素晴らしさをあらためて実感しました。 これと比べてしまうと、ウィーン・コンツェルトハウスQの演奏は、慣れてないと鬱陶しい感じに聴こえてしまうかもしれませんねえ(苦笑)。もっとも、両者で残された録音で被っている曲目がないので単純比較できないんですけど。 ウルブリヒ四重奏団、他の曲の演奏についての情報をあんまり聞かないですね。 他に検索かけても、メンデルスゾーンとブラームスあたりしか出てこないのです。モーツァルトの弦楽五重奏もあったみたいですが、廃盤なんですかね。この団体、録音が少なかったんでしょうか。 この路線でベートーヴェンとかやってくれても結構面白そうなんですがねえ。 (特に初期あたりの曲) さて、全4回のエントリーに取り上げていない諸々の曲(ロシア/第三トスト/エルデーディの一部、はたまたプロシアやロプコヴィッツ四重奏曲など)は、またの機会ということにいたしましょう。ハイドンの旅は、まだまだ先は長いですねえ。 ハイドン:太陽セット
|
| << 前記事(2008/04/01) | トップへ | 後記事(2008/04/04)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
うぐいすさま お早うございます |
rudolf2006 2008/04/03 02:48 |
rudolf2006さん、こんばんは。 |
うぐいす 2008/04/03 22:20 |
| << 前記事(2008/04/01) | トップへ | 後記事(2008/04/04)>> |