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zoom RSS 極めてクリアかつ剛毅!:ギーゼキングのドビュッシー<PA-129>

<<   作成日時 : 2008/05/07 21:35   >>

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今回はうぐいすには珍しい曲を。
ドビュッシーの「ベルガマスク」と「子供の領分」を聴いてみました。
聴いた演奏はギーゼキングです。

ギーゼキングといえば第二次大戦前後に活躍したドイツのピアニストですが、モーツァルトやドビュッシーなどの一部のレパートリーを除くと、最近はあ〜んまり名前を聞かないですね。

でもウィキペディアなどを見ると、「世界で初めて『ピアノのために書かれた作品を全て演奏できる』という特技をトレードマークにした」なんて書いてあって「うへえっ、そうだったのか」と驚いてしまいました。
そういえば、史上初のステレオ録音である、ベートーヴェン「皇帝」が存在するらしいですが、これもいろいろな雑誌などの誌面で知るのみです。

でもいろいろと調べていくと、かなり録音にはムラッ気があったらしくって、一部の曲には名演を残していますが、かなりいい加減(笑)な演奏もあるそうです。
うぐいすはギーゼキングはドビュッシーくらいしか聴いたことないのでよくわからんのですけど。
モーツァルトやドビュッシー、ラヴェルに関しては天下一品だったようですねえ。
かたや、ベートーヴェンのピアノ・ソナタなどは不安定なものもあるようで。

ギーゼキングは初見もきいたそうですが、楽譜を熟読してその曲を暗譜で完璧に弾きこなしたという話です。
暗譜はまだわかるのですが、初見がきく人って、すごいですねえ。
うぐいすはすごくうらやましいのですよ。初見演奏が苦手で苦手で(苦笑)。
どんな頭の構造になってるんですかねえ。

また、ギーゼキングは「新即物主義」の演奏家とも言われますね。
楽譜に忠実でそっけない演奏とも言われたそうです。
まあ逆に言うと、たとえばドビュッシーの曲に関しては今の時代でも通用する説得力がある演奏です。

で今回聴いているドビュッシーですが、その演奏は明快で剛毅!
しかも音が非常にクリアです。
ドビュッシーをこういう感じでやられると、幻想的な雰囲気はあまり感じられないですが、かえって曲の見通しがよくなって、曲そのものの魅力が引き立ってきます。
弱音の部分も音が明快でくっきりと浮き立ってくるため、瑞々しい魅力があります。
久しぶりに聴きましたが、こんなにいい演奏だったっけ(笑)と感心してしまいました。

「ベルガマスク」からは、まずは「プレリュード」のダイナミックかつクリアな響きに圧倒されます。また「月の光」のその明快で明るい演奏!
澄んだ空気の夜空にくっきりと浮かび上がる月が眼前に現れてきます。
幻想的ではありません。はっきりとした景色が浮かび上がってきます。
また、「パスピエ」もその明快な曲想で典雅で品の良い舞踊曲になってます。

「子供の領分」では、「雪は踊る」でチラチラと雪が降り出し、時に風雪が強くなったかと思うとまたチラチラとした降りに戻るという変化をあまり幻想的になりすぎず、ひたすらありのままに表現していく様が気持ち良いですね。
また、「ゴリウォーグのケークウォーク」も明快かつ剛毅で、時に非常にクリアな音の粒で曲をありのまま弾いていきます。
うぐいすは変にもったいぶった演奏よりもこういうダイレクトな演奏がいいです。

う〜ん、たまにはこういう気持ちのいいピアノを聴くのもいいですね。
でもギーゼキングの演奏自体を集めるのはちと勇気がいりますね。ムラが激しそうだし。とりあえず今はこのドビュッシーだけでいいかなあ。
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、他
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、他

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コメント(7件)

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うぐいすさま こんばんは

酷い(?)練習から帰ってきて、ホッとしているところです、爆 耳の掃除をしないと、爆〜

ブダペストが演奏する「ハープ」を聴きながらです、影響されています、爆〜

ギーゼキング お定まりのモツアルトの「ピアノと木管のための五重奏曲」、ベトベンも持っていたかもしれません)などを持っているだけです。フィルハーモニアというオケストラには木管の名手が多数おられたので、その関係で録音されたんでしょうね〜。ドビュッシーは聴いたことがありません。
そういや、今年まだドビュッシーを聴いていないかもです。ミケランジェリさんの録音しかピアノ曲は持っていないように思います。偏っていますよね。でも、偏っていることは気付いていますので、爆〜。紹介してくださって演奏は出来るだけ聴きたいと思っています〜。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
URL
2008/05/07 23:47
<追伸です>
初見は練習で出来るようになるそうです。
まずはすべての調の音階練習、長調だけでなく短調も、それに、分散和音の練習をしておけば、現代曲以外は、何とかなるそうです。
と言いながら、自分は〜;; 

難しいところを間違っても落ちないこと、これが初見では大事ですね。落ちないというのは、どっかで曲に戻れると言うことですが〜。

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/05/07 23:51
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ミケランジェリのドビュッシーはピンと張った緊張感のようなものが感じられて、厳しいイメージが強いですね。最近のうぐいすにはちょっとしんどいです(苦笑)。ちなみに、限られた資金で揃えられる演奏の種類にはやはり限界がありますので、うぐいすも偏りっぱなしです(笑)。時間も限られていますし。逆に、これからどれだけの演奏に出会えるのか、それもまた楽しみですよね。でもくれぐれも無理をせず気楽に気楽に・・・ですよね(笑)。

う〜ん、音階練習ですか。いつも結構やってたつもりでしたが、まだまだでしたかね。昔オケにいた頃の初見大会は落ちまくりでした(苦笑)。弦楽器は集団なので、誰かに助けてもらえるという甘えもあったかもしれませんねえ。今度所属する機会があったら肝に銘じておきます(いつになるかわかりませんが)。
うぐいす
2008/05/08 00:10
うぐいすさん、おはようございます!
ギーゼキングはルービンシュタインとともに、私の最も好きなピアニストです。うぐいすさんが取り上げて下さって嬉しいです。
仰るとおり非常にクリアな音で、モノラルでも音の素晴らしさははっきりと伝わってきます。テクニックも素晴らしいです。
モーツァルト、ドビュッシー、ラヴェル、曲によって不出来のものもないではないですが(例えばラヴェル「夜のガスパール」)、いずれも私にとっては最高の演奏です。ベートーヴェンだって古いスタイルですが、今聞くとかえって新鮮感があっていい演奏だと思います。
ギーゼキングの演奏にムラがあるのは、戦後間もない時期に大量に録音しすぎて、あまり録り直しができなかったせいではないかと思います。ギーゼキングは自我の強い性格ではなかったようで、レコード会社の要請をそのまま受けてしまったような話を聞いたことがあります。
アルトゥール
2008/05/08 06:09
うぐいすさん、こんにちは。

ギーゼキングは私にとって積極的には聴けない演奏家です。有名どころではメンゲルベルグ、クラウス、クナッパーツブッシュ、エリー・ナイ、カラヤン、シュヴァルツコップあたりまでが同じグループに属します。私にとってナチは100%ダメです。コルトーは矢折れ刃尽きてカザルスに謝りに行ったので何とか許容の範囲。私自身のことは棚に上げて、どうしても人間性ヘのこだわりが音楽を聴く邪魔をするのです。アルトゥールさんが言われているように決して芸術家、演奏家自身の所為だけではないと頭ではわかるのです。私の心が偏狭で考え方が古過ぎるかもしれませんが人の生き方、信条の問題であると思います。
それだから、せっかくのギーゼキングのモーツァルトやメンデルスゾーンが聴けずにいます。それでもカラヤンの魅力にだけは抵抗しきれずに、弱い自分を自覚しながら聴いてしまっています。極めて限定的にですが…自分ながら超もどかしいです(笑)。

音楽の話しとはズレてしまい失礼をいたしました。自分の思いもお伝えしておきたかったので、今回に限りお許しください。
ezorisu
2008/05/08 14:13
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ギーゼキングもお好きだったのですね。今回のエントリー内に、聴いてもいない演奏に対してちょっと無神経な表現がありますが、どうか受け流してください(汗;)。でもホントに、このドビュッシーは秀逸ですね。最近「ベルガマスク」自体を聴いてなかったこともあり、一度聴き出したら繰り返し何回も聴いてしまいました。今回聴きなおして、各曲それぞれに対してあらためて感心したのですが、特に「雪は踊る」の弱音からダイナミックな音に至るまでのテクニックと細やかな表現が聴きものでした。
うぐいす
2008/05/08 20:13
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

う〜ん、今回のような個人の信条とか価値観に関しては何も言えません。うぐいすは単純なので、なんとなくもったいない気はします。
しかし、クナもクラウスもシュワルツコップもダメとは、うぐいすにとっては地獄ですねえ。大好きなワーグナーやR.シュトラウスの名演が聴けなくなってしまいますねえ。
うぐいす
2008/05/08 21:46

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