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zoom RSS ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第2番:シリーズテーマ(1)<PA-170>

<<   作成日時 : 2008/08/13 20:40   >>

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今回のエントリーはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第2番です。
なんと、またまたシリーズテーマですね〜(笑)。
なんでかというと・・・今週末は盆休みで実家に帰るので何か今のうちにエントリーしておこうと思ったのですが、最近集中して聴いてるのがベートーヴェンのピアノ・ソナタなので、この際2番も一気に書いてしまったというわけで。
まあ、作品2は3曲セットですし、あんまり間隔あけない方がよろしいかと。

さて、この曲はベートーヴェンの作品2としてまとめられた3曲(1〜3番)の中の2番目の曲です。
その辺の背景は1番の時に書いたので省きましょう。

それにしてもこの曲は若々しく、覇気のある曲ですね!
曲に華やぎがありますね。
ある意味、1番以上に1番に相応しい曲だったかも(笑)。

なんというんでしょうかねえ〜(って、いつもの決まり文句ですが)、出てくるメロディもですが、この構成が非常に愛らしいです。
全楽章、初々しいという表現が非常にぴったりな曲想なのです。

第1楽章は2回ノックをして、下降の音型で答えるみたいな出だしから軽やかに駆け上がるような音型で第1主題が始まります。
その後短調の第2主題で少し曲を引き締めたあと、再び軽やかに流れるように曲が進んでいきます。
展開部・再現部の進行も非常に形が整っていますね〜。結構転調が繰り返され、第1主題の変形された音型が下降したり駆け上がったりと、目まぐるしく行きかう、生き生きとした表情です。
よく聴くとなかなか凄いことやってますけど、普通に聴いていると軽やかな感じで聴き流してしまいますね。

第2楽章は滔々と流れていくメロディの下で伴奏が静かにリズムを刻んでいる感じが印象的ですね。
なんか、どこか弦楽四重奏みたいな、室内楽的な感じもしますね。

第3楽章はこれまたきらめく宝石の入った小箱とか、庭で水をまいている子供達を想像させるようなキラキラした愛らしい曲です。スケルツォ楽章です。
中間部は少し憂いを帯びた曲想で曲に緊張感を持たせてますね。

第4楽章はロンドソナタ形式、伸びやかな流れるような旋律です。いやあ、ベートーヴェンもこんな愛らしい曲書いたんだな〜(笑)と思ってしまいますね。
中間部は3連符の半音階にのってやや勇ましい緊張感のある曲想になります。
その後また最初の気分に戻り、伸びやかな雰囲気になったり中間部の音楽が登場したりして最後は優美な雰囲気のうちに曲を閉じます。

とにかくひたすら伸びやか。そういう印象の曲ですね。
いろいろと挑戦的なこともやっているような気がするのですが、あんまりしかめっ面して聴くような曲ではないです。

さて、うぐいすの持っている演奏は、基本は1番のときの演奏者と同じですが、R.ゼルキンのかわりにギレリスが入ってきますね。

この曲もグルダとブレンデルのがいいです。
この曲、伸びやかで軽やかないい曲なんですが、聴くときによってはややもすると退屈に聴こえてしまうときもありまして(苦笑)。
しかし、そういう曲はグルダの演奏で聴くと飽きないのです。その曲想は千変万化、動的で目まぐるしく移り変わる様は初期の曲にぴったりだと思います。
でも、3楽章とか4楽章あたりはさすがにもうちょっとしっとりとした情緒とかを感じたいときもあり、そういうときはブレンデルのを聴くのです。

さて、ギレリスのはどうかというと、彼の選集買ってずいぶんとうぐいすの印象が変わりました。
結構沈み込むような演奏とか、しっとりとした表現をする人だったのですね。
「鋼鉄のピアニスト」なぞというレッテルを貼ったのはダレなのかな?
まあ、曲によってはその異名も間違ってはいないんですが、ほとんどはその曲の性質に合った演奏をしているだけのことだったのですね。

ナットのも相変わらずいいですね。最初は結構端正な演奏なのですが、だんだんと熱気を帯びて、非常に力感の溢れるダイナミックな演奏になってきますね。
でも最後までやりすぎず、うまくまとまってる感じです。
一気呵成に聴くときはグルダとかナットのがいいかも。
でも3・4楽章を落ち着いた味わいで聴きたければブレンデルかギレリスですかね。

ちなみにうぐいすの持ってる2番の演奏、少々乱暴ですが快活派としっとり派に分かれますね。

・快活派:バックハウス・グルダ・ナット
・しっとり派:ブレンデル・ギレリス

作品2は1枚のCDに3曲入ってるのが普通なので、一気に3曲聴いてしまいますね。なんかこの勢いで3番も書いてしまいそうな気もしまいます。
でもお盆休みを挟みますので、選曲もまた心機一転ということで(笑)。

p.s.
にほんブログ村に行ってみたらちょっとびっくり。
ここ数日「クラシック音楽鑑賞」のグループで3位だったのですね。
でもこのくらいの「ポチっと」数だったら、普段はこんな3位などという高順位に来ないんですけどね〜。盆休みだから上位の常連さんへの閲覧者が少ないんでしょう。

でもポチっと押してくださる方がいてこその順位ですね。ありがたいお話です。
まあでも、お盆があける頃にはあっという間に下がってるでしょう(苦笑)。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます。

2番のピアノソナタ
忘れていました、爆~
それで、今朝、グルダ盤を聴きながらコメントを書いています。ギレリス盤は持っていると思うのですが、印象が薄いです。

この時期のベトベンは、意外に力こぶが入っていない曲が多いですよね。愛らしい作品ではないでしょうか、2番は〜。優美とも言えるのではないでしょうか。
ハイドンとも、モツアルトとも異なる個性が出ているのは、さすがですね〜。

ミ(`w´彡)

rudolf2006
URL
2008/08/14 05:56
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ベートーヴェンの初期ピアノ・ソナタ、うぐいすは1番が結構好きなんですが、それ以外は聴く機会がなかなか少ないですね。曲自体も聴いてみてやっと「そうそう」っていう感じで思い出すという感じで(笑)。でも今回あらためて集中的に聴いていると結構いい曲がそろってますねえ。2番もなかなか優美でいいです。やっぱり3楽章の主題がキラキラした感じで一番好きですかね〜。
うぐいす
2008/08/14 19:28
うぐいすさん、こんばんは。
コメントが遅れ申し訳ありません。

ソナタ2番は、ケンプの終楽章でのゆっくりテンポでの歌い回しが絶品ですよ!
初期ソナタは、8番以降が良い曲揃いだと思います。
私はバックハウスは、長くスタンダードであったが故に、近年はかえってあまり聴きません。ふと聴きたくなった時にいちばん取り出すことが多いのはナットです。グルダは後期は味わい深さが足りないように思うので、聴くとしたら初期・中期でしょうね。ブレンデル90年代は、自分にとってこれから聴いていきたい演奏です。
アルトゥール
2008/08/15 17:13
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

15日から実家にいってまして、先ほど自宅へ帰ってまいりました。コメント遅くなりまして申し訳ありません。
8番以降、いい曲が目白押しですね。うぐいすも7番以前はあまり聴いてなかったのですが、あらためて聴いてみるとなかなか面白いですねえ。1番とか、5番のような短調の曲とかに特に惹かれたりするのですが、他の長調の曲も愛らしくていいです。バックハウスはおっしゃるとおりで、悪くはないのですが、うぐいすもいつの間にか聴く機会が減ってしまいました。ナットは安心して取り出すことが多いですね。それでもやはり曲の性格によって、いいと思う演奏者もかなり変わってきます。いままで中期以降の曲をよく聴いてたので、グルダの演奏はあまりピンとこなかったのですが、初期を聴いてみるとなかなかいいですね。ブレンデルもちと異色かもしれませんが、沈み込みたいときに取り出すことが多いです(笑)。
うぐいす
2008/08/17 20:55

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