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zoom RSS J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集:総論<PA-216>

<<   作成日時 : 2009/03/07 23:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

どうもブログエントリーが身に入らないこの頃・・・そろそろシリーズテーマをトリガーにして再開していきたいと思ってるところです。
音楽は聴いてはいるので、それなりに書くネタとかはあることはあるのですが。
まあそんなこんなで、最近、結構頻繁に聴いているのがJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」第1巻と第2巻なのです。

きっかけは、先月のエントリーでニコラーエワのショスタコーヴィチ「24の前奏曲とフーガ」を取り上げた際に、ふと、ショスタコーヴィチがその曲を書くきっかけになったJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」を久しぶりに聴きたくなったわけです。
これがまた、ミョ〜にハマってしまいまして(笑)。

ここで問題が・・・ブログエントリーをどうしようかなあ、と。
演奏者単位でまとめて感想書きゃいいじゃん、とも思ったのですが、どうも、聴いていると曲によって演奏者による好みが出てきているなあ、と。
それで・・・まあ、気が向いたら、48曲をシリーズテーマにしてしまおうかとも思っております(その際は前奏曲とフーガは分けません)。

しかし、うぐいすは、企画をはじめても徐々に停滞していくという悪いクセが最近見え始めています(爆)。新たなテーマ出してもしりすぼみになりそうな気もしますので、ホントに気が向いたら、ということでとりあえずシリーズ化は今後の検討ということで、まずは今回は総論に留めておこうと(笑)。それよりも、従来のシリーズ・テーマの2つについて気を引き締めて続けていかないと・・・

聴き比べは下記の7種類です。

ピアノ
・グールド(1962-71)
・リヒテル(1970-73) → BMGの有名なやつ
・グルダ(1972-73)
・ニコラーエワ(1984-85) → 後年の、日本で録音した方です
・E.フィッシャー(1933-36)

チェンバロ
・ヴァルヒャ(1961) → 旧盤
・レオンハルト(1972/73、1967)

ちなみに、各演奏の総論的な雑感です。

グールド:
音の処理などのフレージングはまさに天衣無縫、音楽のきらめきを感じます。
ペダルを使わず指でコントロールされた音の処理が特徴的。

リヒテル:
ロシア風グランドスタイルのロマン的な表現ですね。残響たっぷりで味わいがなかなか濃厚ですが、こういった情緒溢れる演奏にも惹きこまれます。

グルダ:
才能のひらめきを感じる、個性的な名演。装飾音やテンポ設定に個性が感じられます。すこ〜しジャズ的な一面も感じられる表現も。あんまりオーバーではないですが。
快活な曲の生き生きとした表情もいいですが、特に遅めのテンポの曲や沈潜していく曲が印象的。

ニコラーエワ:
実に清潔感に溢れ、端正。ロマン的なルバートや音の強弱もあるが、実に自然で人間味のある表現。

E.フィッシャー:
ドイツ・ロマン的。曲想により劇的・沈潜とした表現も多いですが、テンポが速めの演奏が多く、かなり聴きやすいです。録音された時代(1930年代)にしては恣意的な表現はないです。普通にドイツ・ロマン派(笑)の小品を聴くような感じでしょうか。

ヴァルヒャ
アンマー・チェンバロを使用した旧盤。音色はきらびやかですが、演奏内容はガチっとしていて質実剛健。

レオンハルト
複製古楽器を使用。快活でメリハリのある演奏。レオンハルトというとルバート的に、微妙に音符の長さを変えて奏していく表現がよく言われますが、確かに微妙にフレーズ表現に工夫が見られます。しかし、そんなに恣意的な変化ではないですねえ。むしろ、センスよくうまくまとめ上げられている演奏と感じます。

上記をすべてあらためて聴いてみて思ったのは、どれも魅力的だったなあ、ということ。
あと、チェンバロのものよりもピアノの音色の方が耳当たりが柔らかいのでピアノの方を聴く機会がやや多いかもしれません。

まず、ニコラーエワのはうぐいす的にはリファレンス的に聴ける演奏ですね。
奇をてらい過ぎるところがなく、安心して聴ける演奏です。
あと、聴きやすさというか、いつも聴いてみたくなる、という観点で選ぶとレオンハルトとE.フィッシャーかな。この2つは傾向がまるで違うものの、何気に一気に聴いてしまえる魅力があります。

他の演奏ですが、上記の中でもっとも一般的な評価が高いのはグールドとリヒテルでしょう。どちらも聴いてるときはおもしろい!でも、頻繁に聴こうとは思わないですねえ。グールドは奇をてらい過ぎて聴こえる時もあり、リヒテルはこってりした印象を持ってしまうこともあります。
グルダも個性的でちょっと奇抜な感じもあるかな。装飾音の処理が時々気になります。でも、素直に快活な曲想や、沈潜していくような曲は結構いいんです。

ヴァルヒャは演奏に対する解釈は嫌いではないのですが、アンマー・チェンバロの音色が聴き疲れするきらいがあります。
今後、新盤の方も聴いてみたいところです。

まあでも、基本的にはどれも気に入ってます。細かいことをいうと、ホントに曲によっても好みが分かれますね。
やはり、シリーズテーマにいれようかな・・・


バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
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2007-10-24
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