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zoom RSS クレンペラーのマーラー「復活」('61/'62スタジオ録音)<PA-231>

<<   作成日時 : 2009/04/18 23:08   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 7

ちょっと久しぶりにマーラーを聴いてみました。
今回のエントリーは交響曲第2番「復活」、クレンペラー/フィルハーモニア管のスタジオ録音です

マーラーをこのブログで取り上げるのはどれくらいぶりかな?たぶん昨年は一度も取り上げてないと思うので一昨年以来だと思います。
→(2009.04.19加筆)昨年6月に取り上げてましたね。すっかり忘れてる(爆)
マーラーの「復活」については今更説明するまでもないと思うのでやめときます。

うぐいすが学生時代によく聴いていた演奏はアバド/シカゴ響盤やワルター/ニューヨーク・フィル盤の演奏でした。後にバーンスタイン/ニューヨーク・フィルの新盤が出た時もよく聴きましたね。
これらの演奏はどれも好きでした。

しかし、なんといっても驚天動地の凄演だったのはテンシュテット/北ドイツ放送響の1980年ライヴ盤ですね。これは海賊盤で、今は入手困難になってしまってます(苦笑)。これは以前、このブログでも取り上げました。
この演奏、うぐいすはすべての演奏を凌駕する圧倒的な熱演だと思っています。

もうひとつ、別の観点で感心した演奏がありました。
それが今回エントリーのクレンペラー盤です。

何に感心したかというと、ある種の「あっさり感」。
あと弱音の「清らかさ」ですかね。
また、テンポ感と楽器の音色の扱い方も独特ですね。

どっしりと構えた遅めのテンポであまり生々しくなりすぎず、強奏部分よりも弱音の繊細さ・清澄さが際立つ演奏です。
なんというか、マーラー特有の人間の情念みたいな「毒」を感じない演奏です。
フィルハーモニア管はあまり重厚な演奏ではなくって、アンサンブル的にも何気にヘボい感じの部分もありますが(笑)、それがまた場所によってなかなかいい効果を生んでいる感じもあります。
重厚じゃないが故に、弱音部の木管などによる響きなどがすごく清らかに聴こえます。
っていうか、これ自身がクレンペラーの意図した演奏なんでしょうが。

まあとにかく、マーラーを聴いてる気にならないのですわ、これが。
なんて滋味(慈悲?)深い演奏なことか!(笑)
マーラーをこんなに音色を噛みしめて聴くなんてあんまりないよな〜。
しかも聴いていて疲れないし。

実は前半の1〜3楽章はいまだにあんまりピンと来てなかったりするのですが(笑)、何が凄いって・・・後半の4・5楽章なのですよ。

4楽章のシュワルツコップの歌も素晴らしいですし、そのバックの木管の響きの清らかで素晴らしいこと!
中間部で曲想が変わるところのオーボエの音色の澄み渡った響きがたまらんです。
5楽章も弱音部の木管なんて、わびさびを感じてしまいます。

テンポが遅めなんですが、そうかといって融通の利かないインテンポ、というわけでもないのです。
5楽章の最後は盛り上がるごとに徐々にテンポをあげていきます。
この最後の部分って、スケール感を出すためにテンポを遅くしすぎて曲自体の構成が崩れてしまっていることもあるのですが、それと比べると早めに進んでいくこのクレンペラー盤は構成が把握しやすくずいぶんと聴きやすくなってます。これもあっさり感がある一因ですかね。

学生時代のうぐいすがこれを聴いたら、おそらくそのままCD棚の奥底へお蔵入りになってたでしょう。
この頃のうぐいすはマーラーに関して、結構ノリで聴いてる感じもあったんですよね〜。あの人間の情念ドロドロのロマン性をどれだけ白熱して粘った感じで表現してくれるかな?みたいな。

歳をとった今ではそういう聴き方をするのが結構しんどかったりするのですが、このクレンペラー盤はそういうしんどさがないのがいいですわ。
なんか、5楽章の合唱部分とか、宗教曲聴いてるみたいな気分になってきます(笑)。

まあ、はっきり言って、バーンスタインやテンシュテットのライヴみたいな濃い演奏がお好きな方が聴くと「なんじゃ、こりゃ?」と思うこと間違いなしですね(苦笑)。
毒っ気がないですから。

でも情熱がないかというとそうでもなかったりして。音楽自体は弛緩してませんし。
あと、5楽章の最後の方で、クレンペラーじゃないかと思われる声が、弦のクレッシェンドと同時に曲想をあおるように唸るのが聴こえます。

うぐいすにとっては、今聴くから評価できる演奏になったって感じです。
でも、1〜3楽章はまだちとつらいかなあ(爆)。


マーラー:交響曲第2番
EMIミュージック・ジャパン
2006-08-23
クレンペラー(オットー)
ユーザレビュー:
クレンペラー盤の重厚 ...
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コメント(7件)

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うぐいすさま お早うございます〜

非常に良いお天気ですね、そちらはいかがでしょうか?家に籠もっているのがもったいないようにも思います〜。

マーラーの交響曲の中で、1番、2番が一番聴きません。どうしてなのかな、と思うのですが〜。
うぐいすさんと同じく、2番はヴァルター盤、バーンスタイン盤、ショルティの旧盤が懐かしいです。

一昨年か去年、オーマンディがクリーヴランドのオケストラを振っているライヴ録音を聴いたのですが、凄い演奏で、こんなに良い曲だったのか、と思い直しました。ですが、それ以降、持っているショルティの新盤も、クーベリック盤も、バーンスタイン旧盤も聴いていません。

どうしてなんでしょうか?
3番、4番、7番、8番、それに9番は無性に聴きたくなるときがあるのですが、2番、5番はとりわけ、1番はまったくと言っていいほど、聴いていません。

久し振りに聴いてみようかなとも思っています〜。
クレンペラーの演奏、私にはまだ良く分かりません。『大地の歌』は聴いたのですが〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/04/19 09:27
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

マーラーの交響曲は最近聴かないながらも、たまに聴くとしたら2番・4番か9番ってところでした。1番って2・4楽章を抜粋して演奏したことはあるのですが、聴く方はと言うと、意外とあんまり聴かないですね・・・4楽章がちと冗長な感じもします。他の曲も好きには違いないんですが、いつも聴くというのはちとしんどくなってきました。

マーラーの交響曲は全曲CD持っているものの、のめり込んでいたのが学生時代だったこともあり、各曲の演奏の種類はあんまりないですねえ。種類を絞って聴いていた感じです。大体、アバド・バーンスタイン・ワルターあたりに集約されてるかな〜。エアチェックしたのは他にもそれなりにありますが(笑)。あと、大好きな第9とかは以前ブログでも聴き比べをしましたが、これはもちっとCD持ってはいます。マーラーは今後、手持ちの演奏を取り出して聴くということに専念する可能性が高いですねえ。今持ってるのでもう十分かも。
うぐいす
2009/04/19 22:30
こんばんは。

「復活」は学生時代にNHKのジュネスでヴィオラを弾きました。いや混じっていたといほうが正しいな。(笑)

テンシュテット/北ドイツ放送響は間違いなく最高ですね。バーンスタインの新盤は粘りすぎるのでCBS旧盤のほうが今は好きです。あとは小林研一郎/チェコも好きですよ。クーベリックならやはりライブ盤のほうです。クレンペラーはライブ盤しか聴いていませんが、あんまり印象に残らなかったです。
あとは自分の出た尾高忠明/ジュネスオケのライブ。LPから板起こししてCDにしました。(笑)
ハルくん
URL
2009/04/19 23:46
ハルくんさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ジュネスですか!もしかしてテレビかラジオで聴いてるかもしれませんねえ。バーンスタインの新盤は確かに粘りまくりますね(笑)。そういう意味では、アバド/シカゴ響がダイナミックで強靭かつスマートな演奏なので、学生時代から好印象でしたねえ(ちなみに、90年代のアバドはあんまり好きな演奏がないです)。クレンペラーはやっぱり、普通にマーラーに接する感覚で聴くとあんまり印象に残らないかもしれません。この演奏、とにかく不器用な感じで訥々と進行していくので、初めて聴くと「あれっ?」て感じです。でも、じっくり聴いてみると妙に味があって弱音部も美しく、特に木管の音色が印象に残るのです。うぐいすもこれがベスト、とは思ってないのですが、たまに聴くと結構楽しめる演奏です。特に4楽章の清澄さ、5楽章冒頭の巨大さはさすがです。
うぐいす
2009/04/20 20:26
うぐいすさま こんばんは。

ネタは違いますが、カラヤンの「ローエングリン」届いて聴きました。記憶以上に素晴らしく、紹介していただいて本当に感謝しております。ありがとうございました。

話は変わりますが、クライバーの「トリスタン」。私も75年のバイロイト盤、青いジャケットなのを持ってます。さらに73年のウィーン国立オペラと書いてあるのも持ってます。真偽の程は定かではありませんが、うぐいすさんのように違いのわかる聴き方したいです。
HIROPON
URL
2009/04/21 00:38
HIROPONさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
カラヤンのローエングリン、無事に入手できたようですね。すでにじっくりご堪能されてるようで何よりです!

C.クライバーの「トリスタン」、73年のウィーン盤をお持ちですか。中古CD屋さんで見かけたことがありますねえ。あと同じ73年でシュツットガルト盤もあるようですが、このあたりはまだ持ってないんですよ。C.クライバー盤はスタジオ録音入れて4種あるので、もういいかな〜と思ってます。とりあえずC.クライバーの「トリスタン」はバイロイトの2種で満足してます。
うぐいす
2009/04/21 21:50
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
バーバリー アウトレット
URL
2013/07/31 13:52

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