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zoom RSS フォーレのピアノ・トリオ(ユボー他)<PA-243>

<<   作成日時 : 2009/05/30 22:49   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 4

本日、歯医者さんに行ってきました。
この間痛み出した奥歯の治療です(苦笑)。
まあこの際ですから、悪いトコはドンドン直してしまいます。
後腐れのないように(笑)。
さて、今回のエントリーは久しぶりにフォーレです。

ずいぶん前にブログでフォーレの室内楽全般について書いたことがあります。よろめく貴婦人とかなんとか、なんだかど〜でもいいような、抹殺したいような内容だったと思いますが(苦笑)。
でも、とにかくフォーレの室内楽も好きだということを言いたかっただけなんですよ(笑)。

で、久しぶりに室内楽を聴いてみようと思いました。今日はピアノ・トリオです。
作曲は1922年から23年、初演は1923年にかの有名なカザルス・トリオ(コルトー・ティボー・カザルス)が行ったとのことです。
しかしカザルス・トリオは、この曲の録音を残してないんですよね〜。
でも、なんとなく想像できるような気もしますねえ・・・
ティボーやコルトーはまだしも、カザルスの熱い演奏がフォーレにははたしてどうだったのかな〜?それはそれで面白かったかもしれません・・・ベートーヴェンの「大公」やシューマンのピアノトリオは文句無し最高なんですが。

フォーレ自身はこの作品を「小さなトリオ」と呼んだとのことです。
一方、弟子のフローラン・シュミットは「これこそが音楽だ。そして音楽以外の何者でもない。」と評していたそうです。
まあ、うぐいすはどちらも当てはまってるんじゃないかとおもいます。
ちなみに、この曲は作品120、この次の作品121がフォーレ最後の作品の弦楽四重奏曲となります。
最晩年に作曲された曲ですね。

フォーレは後年、低音域と高音域でピッチが違って聞こえる聴覚障害になっていたそうです。
不思議なことにうぐいすは、彼の室内楽では、聴覚障害が現れる頃以降に作曲されたものの方がそれ以前の曲よりも好きなものが多いのですよ。
例外としてヴァイオリン・ソナタの第1番はかなり好きなんですが、一方、ピアノ四重奏曲よりもピアノ五重奏曲が好きなのです。でも、さらにそれ以上にこのピアノ・トリオ、そして弦楽四重奏曲がたまらなく好きなのです。

フォーレの曲は淡く繊細な響きにのせて何とも言えない憂愁を含んだメロディを奏でていきますね。どこかフワフワしたような、モヤッとした雰囲気があるかと思いきや、その実とても劇的で効果的な構成になっていたりします。
あと、ユニゾン的な処理を施す箇所も多いですね。それがまた絶妙な効果をあげています。
このピアノ・トリオも随所にその特色が現れています。
1楽章、チェロからヴァイオリンに受け渡される憂いに満ちたメロディのあと、ヴァイオリンとチェロのユニゾンの響き、時に前に出たかと思うと伴奏になりひっきりなしに動き回るピアノ。モネの絵のような彩色を思わせる淡い曲調が曲全体を包んでいますね。
3楽章の、どこか決然とした暗い情熱的なメロディもいいですね。
最後まで劇的に曲が展開されますが、フォーレ特有の淡い雰囲気が満載なため聴いていてもたれず、気分が和んできます。

今日聴いているのは、ユボー/ガロワ=モンブラン/ナヴァラの演奏です。
実に典雅で気品あふれる名演です。
ユボーの、曲を知り尽くした絶妙なフレーズ表現もさすがなのですが、ナヴァラのチェロの、抒情的で繊細な表現がこれまた素晴らしい!
ガロワ=モンブランも曲の特質をうまくつかんでいます。
まさしくエスプリな演奏ですね!

最近フォーレの作品をあんまり聴いてなかったのですが、久しぶりに聴いてみて何気にやさしい気分(爆)に浸れました。他にまた、久しぶりに大好きな弦楽四重奏曲も聴いてみるとしましょう。


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ドワイアンとパスキエ・トリオのフォーレ「ピアノ三重奏曲」
東京は今日も、晴天ですが3月の終わりとは思えない寒い1日でした。 今日は、フォーレのピアノ三重奏曲ニ短調 作品120を聴きました。演奏は、ジャン・ドワイアン(p)、ジャン・パスキエ(vn)、エティエンヌ・パスキエ(vc)です。1957年頃のERATOへの録音です。 ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2009/05/31 16:23

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま お早うございます〜

フォーレの室内楽、最近めったに聴かなくなっています。どうしてなのか、分かりませんが〜。
ブログで取り上げてもらえると、聴く機会が増えるかもしれません。

今も聴きながらコメントを書いています〜。聴覚障害は、高い音が5度低く、低い音は5度高く聞こえるようになったのではなかったでしょうか?どうでしょうか、はっきりしたことは覚えておりませんが〜。
この障害は年を取ると、誰にでも少しは出てくるものだそうですね。高い音は低く、低い音は高く聞こえるそうです。

私は、コラールがピアノを弾いている室内楽全集しか持っていません。で、今朝はそれを聴いています。
3楽章のヴァイオリンとチェロのユニゾン、それにピアノが絡むところなどは何とも言えず、良いものですよね〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/05/31 05:15
rudolf2006さん、おはようございます!
コメントありがとうございます。

フォーレの室内楽は好きな曲ばかりなのですが、最近うぐいすもあんまり聴いてないです。聴覚障害の話についてのご指摘、ありがとうございます。ここはうぐいすもうろ覚えなので、本文の表現をちょっと訂正しておくことにします(爆)。

コラールがピアノを弾いている全集版も若々しい勢いと言うか、華やかな感じがあっていいですね!ピアノ四重奏曲あたりは情熱的になりすぎてないかな?とも思ったのですが、ピアノ・トリオは曲が渋いところと演奏のロマンチックで情熱的な面がうまく絡み合っているため、バランスがよくなっていておもしろいです(パレナンQの弦楽四重奏も同様ですね)。ユボーのものはそれに比べるとおとなしめではありますが、まさしく「エスプリ」を体現した演奏かと思っています。
うぐいす
2009/05/31 08:58
うぐいすさん、お久しぶりです。
フォーレのピアノ・トリオ、私も大好きです。ラヴェルのピアノ・トリオとともに、古今のピアノ・トリオの中でいちばん好きなくらいです。
フォーレの室内楽についても、うぐいすさんと全く同感です。最晩年のピアノ・トリオと弦楽四重奏曲が大好きで、ピアノ五重奏、チェロ・ソナタも好きです。
ピアノ・トリオの録音は、ユボー/ガロワ・モンブラン/ナヴァラ、ドワイアンとパスキエ・トリオ、コラール/デュメイ/ロデオンと3種類も持っています。うぐいすさんの挙げておられるユボーらの演奏で聴くことが多いです。
アルトゥール
2009/05/31 16:18
アルトゥールさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

フォーレ晩年の室内楽は、フォーレの音楽が元々持っている淡く儚い雰囲気に加えて、渋い諦観が感じられていいですね!ユボーらの演奏はあまりおおげさにならずに曲の魅力を十分に伝えてくれて、うぐいすも好きなのです。ピアノ・トリオはこの演奏を聴くことが多いです(と言っても最近あんまり聴いてないですが)。
うぐいす
2009/05/31 19:31

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