Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)

アクセスカウンタ

zoom RSS カイルベルト1955年第2チクルスの「ワルキューレ」〜第1幕〜<PA-307>

<<   作成日時 : 2010/02/27 21:09   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

ブログ更新がまた間が空いてしまいました・・・
気が付いたらもう2月も終わりですね〜。
音楽もあ〜んまり聴いてないな〜。どうもゴタゴタしていて、落ち着いて音楽聴いたりブログ書く環境じゃあ無かったのです。

まあとにかく、久しぶりにブログ復帰です。
今回はカイルベルトの1955年バイロイトでの「ワルキューレ」。
数年前に話題になったものとは別の、2ndチクルスのステレオ録音です。

以前、この2ndチクルスの「神々の黄昏」をブログエントリーしました。いつも聴く演奏とは一味違うキャスティングで、結構お気に入りの演奏なのですよ。ホッターのグンターが面白かったですね〜。
今回の「ワルキューレ」も、ブリュンヒルデがメードル、ジークリンデがヴァルナイという、なかなか豪華ではあるものの、変化球的な味も感じられる演奏です。

実はうぐいすは「ワルキューレ」で一番好きなのは1幕なのです。荒々しい嵐の導入部、そこから一転してフンディング邸内でのジークムント・ジークリンデ二人の、しっとりとした抒情劇・心理劇的な風情がいいのです。
1幕最後の劇的なクライマックスに向けての高揚感もいいですね。
抒情的なものとドラマチックな展開とがうまく融合していてとっても気に入っているのです。

ということで、今回は1幕に絞って書いてみようかと。
でもそれだとメードルのブリュンヒルデに触れられないですね(苦笑)。
機会があればまたどこかで語るということで。

さて、この演奏ではヴィナイがジークムント、ヴァルナイがジークリンデを歌っています。
ヴィナイのジークムントは'53年のクラウス盤、'57年のクナッパーツブッシュ盤、そして'55年のカイルベルト1stチクルスのを聴いてます。
この人、元々バリトンとテノールの両方の声域をカバーしているだけあって、どれも重々しい男性的な歌声です。
ヴィナイというとやはりヴェルディのオテロが当たり役なわけですが、このジークムントも定評がありますね。
ジェームズ・キングのような若々しく勢いのあるジークムントも好きなのですが、こういった重量級のジークムントも立派でいいですね!

それから、ヴァルナイです。
この人と言えば、うぐいすにとっては何と言っても最高のブリュンヒルデ歌いというイメージがあります。この方のジークリンデというと、以前1941年のメトデビューのものを聴いたことがありますね。すごく若々しく、でも既にヴァルナイの魅力が彷彿としていた記憶があります。

で、今回の録音ですが、これまたすごいですね〜。
なんというか・・・なんて神々しいジークリンデなことか(爆)。
女神様のような人妻ですね(笑)。

この圧倒的な声の伸びと声量といい、母性と威厳のこもった声質といい、ブリュンヒルデが一足先にフンディング家に入り込んできたみたいな(笑)。

ホッターのグンターと同様、これまたキャラクターとしてはどうなのか、ちょっとキャラが立ち過ぎてないかな〜・・・と思いつつも、ヴァルナイ・ファンのうぐいすとしてはやはりこの声の魅力には抗えませんなあ。
ジークリンデの歌をこんなに何回も繰り返し聴いたことは今までなかったと思います。

ともあれ、この録音のジークリンデはヴァルナイの歌を聴く、という風に割り切った方がいいかもしれません。
ヴァルナイ・ファンには必聴です!

あとこの頃のバイロイトの常連さん、グラインドルのフンディングですが、まったく危なげのない、相変わらず恐ろしいほどの悪役ッぷりを表出しております(笑)。
'50年代のグラインドルは安定感があってホントにどれもすごいので、うぐいすのブログではいちいち賞賛してないのですが、'50年代のグラインドルのフンディングやハーゲンを一度聴いてしまうと、他の歌手では全く物足りなくなってしまいます。

カイルベルトの演奏は実に質実剛健で手堅いです。
手堅いというか、音楽の機微に合わせて間をうまくつなげているというか、まさに職人芸といった感じですね。
抒情的な音楽もうまいですし、クライマックスなどの感情が迸る部分の爆発力もすごいです。

録音状態は、この頃の他のバイロイトの録音とは比べようもないほどの優秀さですね。
たまに音が揺れたり歪んだりと言うのは些細なキズと言っていいでしょう。
1stチクルスの時は録音状態のせいで1幕の最後、音程がおかしくなってしまってますが、この2ndチクルスではそんなことはありませんし、劇的にどんどん加速していくクライマックスが存分に楽しめます。
あと、録音状態があまりいいものが少ないヴァルナイの歌を状態のいい録音で堪能できるのは嬉しい限りです。

ああっ、1幕だけなので手短に書けるかと思ったら、またまた長々と書いてしまいました(苦笑)。
2幕以降はまた別の機会に、ということで!

↓まずはAmazon


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る



↓こちらはHMV。マルチバイだとこっちの方が安いですよ!


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさま こんばんは

別キャスト盤「ヴァルキューレ」第1幕を聴きながら、コメントを書いています。

これは凄いですよ〜。別キャスト盤の「神々の黄昏」も凄いですが〜。どうも別キャスト盤の方が凄いのではと思いかけています。「黄昏」でも、あれほど面白いとは思いもかけませんでした。
1幕では、メルヒオールに匹敵するヴィナイさんのジークムント、それに力強いヴァルナイさんのジークリンデ(もう少し可憐さがあってもいいですが)、この二人に、グラインドルさんのフンディンク〜。
ヴァルターの、メルヒオール、レーマン、リスト盤も好きですが、それに匹敵する名演ではないでしょうか?

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2010/02/28 17:55
rudolf2006さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

このカイルベルト盤、うぐいすも期待以上の演奏でした。1stチクルスの「ワルキューレ」は1幕最後と3幕最後のブリュンヒルデの歌あたり、演奏のせいではなく録音が残念な状態になっていたためうまく楽しめない感じでしたが、この2ndチクルスのはそういうところがないのでそれだけでも満足です。ヴァルナイのジークリンデ、キャラはともかく(笑)、その声の魅力に惹きこまれてしまいますね。ヴィナイのジークムントも、グラインドルのフンディングを相手にしても不足のない逞しさがあって、これくらい重々しい方がバランスとしていいかもしれません。

あとは、2幕以降のメードルのブリュンヒルデをどう感じるかですかね。うぐいすはやはりヴァルナイのブリュンヒルデが好きですが、理知的な雰囲気のあるメードルも悪くないなあと思います。ここは各人の好みでこの盤の評価が分かれそうな気もします。
うぐいす
2010/02/28 22:30

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
カイルベルト1955年第2チクルスの「ワルキューレ」〜第1幕〜<PA-307> Cla_PA!(クラシックパーキングエリア)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる