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zoom RSS ノイマンのマーラー:交響曲第9番('95)<PA-319>

<<   作成日時 : 2010/06/06 01:10   >>

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6月に入って、だんだん暑くなってきました。
クールビズでネクタイせずに会社に行けるようになったので、汗かきのうぐいすには助かります。

そんな季節なので爽やかな曲を聴けばいいのに、最近はマーラーとかブルックナーとかの大曲を聴いてますね。
まあでもそんなに暑苦しい演奏は聴いてないんで、それはそれでいいのかな?

さて、今回はマーラーの交響曲第9番です。
聴いたのはノイマン/チェコ・フィルの1995年の録音。ノイマンはこの録音が完成した数日後に亡くなったとのことで、彼の最後の録音になります。

このCD、実は本日中古CD屋さんに行ったときに見つけたのです。
(お目当ては別のCDだったんですが)
もともとノイマンの90年代の最後のマーラー録音は名演ぞろいとの噂を聴いてたので、もし見つけたら買おうと思っていたのですよ。
うぐいすがすでに持っている3番と6番も素晴らしかったので、期待して入手しました。

この演奏、早速聴いた感想・・・
1楽章と4楽章、涙が止まりませんでした(苦笑)。
ノイマン、死ぬ間際にこんなすごい演奏をしていたのですか。

いや・・・一聴するとあっさりと爽やかに進んでいるかのように聴こえるのですよ。とっても綺麗で、チェコ・フィルの音色も豊穣で素晴らしく美しい。テンポもそんなに遅くない。

でも、ふむふむと聴き進めていくと、いつの間にやら涙が頬を伝っていました。

この演奏、大げさな表現は皆無。
ぜんぜん死ぬ前のジタバタしている感じはありません。とにかく静謐でとっても落ち着きのある表現。
でも淡々とはしていません。
よ〜く聴くとあまりにも美しく、フレーズを慈しむように歌っていますし、たまに爆発するところとか、旋律が錯綜するところなど、音楽の動きは結構あるのです。でも、基本的にとても静かな雰囲気。

チェコ・フィルの音色の美しさ、録音会場である「芸術家の家(ルドルフィヌム)」の響きの素晴らしさも相俟って、なんというか、あまりにも静謐で諦観のこもった音楽になっています。

各楽器のソロがまたいいですね。1楽章最後や4楽章中間部での1st Vnや木管楽器のソロが美しいのなんのって。

たとえば、バーンスタインのマラ9が死ぬ間際の人間の苦悩を最大限にドラマチックに表したものとするなら、ノイマンのマラ9は、三途の川からこの世を眺めている達観してしまった老人の心境といった感じですね。

でもそれだけでは、涙は流れてこないですな〜。

不思議なことに、そんな静謐で達観した雰囲気であるにも関わらず、流れてくる音楽はなんとも愛情にあふれているというか、とても温かい感情を感じてしまうのですよ。
この演奏を聴いていると、とっても癒されてしまうのです。
なんというか、「もういいんだよ、そんなに苦しまなくて。そんなに頑張らなくて」と言ってくれてるような気分になってくるのです。

まあ、2回目に繰り返して聴いてなんとかそんなことが分かった感じです。
2回目聴いたときはさすがに泣きはしませんでしたが、でもやっぱり癒されますね。何回でも聴きたくなる音楽です。

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マーラー:交響曲第9番
オクタヴィアレコード
2007-01-26
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うぐいすさん、こんにちは。

ノイマン盤聴かれたのですね。この演奏もバーンスタインの激情型とは全く異なる素晴らしい演奏ですね。バルビローリに似たタイプでしょうが、録音が優秀な分、更にポイントプラスではないでしょうか。
マラ9は普通に演奏してもけっこう感動させられますが、こういう良い演奏で聴いた時の感動は計り知れませんね。
ハルくん
URL
2010/06/06 14:41
ハルくんさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ノイマンという指揮者、特に学生時代などはチェコの音楽のスぺシャリストといった認識くらいで、ドヴォルザークなどはよく聴きましたが、ここ最近はあんまり注意深く聴いたことがありませんでした。ここへきてノイマン最晩年のマーラーの凄さにあらためて感心しています。大げさな表現はしなくても人を感動させられる音楽ってあるのだな〜と、いまさらながらに実感として味わわせてもらいました。
うぐいす
2010/06/06 20:43
うぐいすさんお久しぶりです。
シャイーの件では大変失礼いたしました。
ノイマンもバーンスタインもそれぞれ素晴らしく、うぐいすさんと同じ意見です。
不思議なのは、ノイマンのマラ9は、第4楽章を聴いていると、何かあの世へ連れて行かれそうな恐ろしい感覚になります(笑)。理由はよくわからないのですがそうなんです。
お邪魔しました。
sasa yo
2011/03/04 13:15
sasa yoさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
返事が遅くなってしまいまして申し訳ありません。

誤解を恐れずに言うとシャイーのマーラーは、バーンスタインやワルターのような正統派(?)の演奏に対して、ある意味、イロモン(笑)的な位置づけのようにも思いますので、sasa yoさんの認識は間違ってないような気がします。ところでノイマンのマラ9ですが、あの世に連れて行かれそうな感覚というのもわかる気がします。バーンスタインの演奏のようにシタバタしてる方が生にしがみついてる感が前面に出てきますよね〜。本文にも書きましたが、ノイマンの演奏は三途の川からこの世を眺めているような達観してしまった雰囲気がありますから、死の世界により近いところにあるかも。ただうぐいすは、あの世へ連れて行かれるというよりは、あの世から見守っていてくれるという感じにとらえてるかもしれません。

ではまた、よろしくお願いします。
うぐいす
2011/03/05 19:09

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