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zoom RSS 最近ハマっている曲:モーツァルトの協奏交響曲変ホ長調K.364<PA-379>

<<   作成日時 : 2013/02/06 22:10   >>

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今日もまた雪が降りましたね〜。もっとも、今回は前回ほどのすごい状況にならずに済んで良かったです。
偶然ではありますが、最近うぐいすのエントリーでは雪を話題にしていることが多くなってますね〜。それだけ、今冬は関東地方が雪に縁がある年なのかもしれませんが。でも気が付いたらもう2月に入ってるということで、とにかく今は寒さをしのいで春を迎えたいですね。

さて、今回は、最近良く聴いてる曲の一つ、モーツァルトの協奏交響曲変ホ長調K.364です。
ヴァイオリンとヴィオラがソロで加わっている曲ですね。

この曲については、いまさら紹介するまでもない有名曲ではありますが、うぐいすが思うに、意外と名演と呼べる演奏が少ないような気がしています。
いや、うぐいすが好きな演奏、といった方が正確なのでしょうけど(笑)。

この曲って、協奏交響曲という、ジャンル的にはなんだか半端な名前なんですけど(笑)、これを協奏曲よりとするか、交響曲(というか管弦楽曲)よりとするかというところが解釈のひとつの分かれ目なのかとも思います。
うぐいすはやっぱり、あくまでこの曲は交響曲(あるいは管弦楽曲)の延長線上としてソロ楽器を組み込んでいるというのが基本だと思っているので、あんまりソロが表に出てしまってオケと乖離してしまうのはまずいんじゃないかとも思います。
なので、ソロ楽器とオケとの拮抗というか、そのバランス配分も難しいところがあるんじゃないかと思いますねえ。

そうなると、ヴァイオリンとヴィオラという組み合わせを考えた場合、ヴィオラが十分にヴァイオリンやオケと渡り合っていかないとバランスが悪くなってしまうのですが、音色がやや低めで、チェロほどの朗々とした低音の響きを持たない分、ソロで出てくるのは不利な面がありますね。

もっとも、この曲についてはモーツァルトもいろいろ工夫していて、ヴィオラの調弦を半音高くして弾かせるようにしてますね。そういった技術的な部分も工夫をしながら、ヴァイオリンとうまく渡り合う、というか、結果的に対等に調和できるような演奏にしていかないといけないわけで、それがうまく身を結ぶ演奏というのはやはり難しいということなんではないかと。

さて前置きが長くなりましたが、そんなこんなでうぐいすの好きな演奏はというと、結局一択になってしまうのです。

それは、セル/クリーヴランド管の演奏なのです。
ヴァイオリンとヴィオラはクリーヴランド管の首席奏者、ドルイアンとスカーニックですね。

この演奏、聴く前はどんなもんかな〜?と思ってました。
その頃はまだセルのモーツァルトって交響曲しか聴いたことなかったのですが、それもいまひとつのめり込めてなかったのです。あと、ソリストもオケの首席なので、あんまり華やかな演奏にはならないかとも思ってましたので・・・

いや〜しかし、一回聴いただけでもう惹きこまれてしまいました。
この演奏、セルがヴァイオリン・ヴィオラ・オケを完全に融合させて、セルの音楽として構成、作り上げられている演奏になっています。

イキイキとした弾むようなリズムがたまらなくいいです。それでいて、アーノンクールのようにやり過ぎていないところがとてもバランスが良いです。
シンコペーションのところなんかもすごくリズムが正確で、あいまいにならずに聴いていて気持ちが良いのです。

ドルイアンもスカーニックも完全にその音楽に組み込まれており、結果的に有機的に音楽がつながって聴こえてきます。

この演奏の成功は、ソリストが、変な意味でソリストとしての個性を出そうとふるまっていないところだと思います。音楽に完全に溶け込んで、浮いてないのですよ。

技術的にも決して下手だったりとかいうことはないです。逆に、よくもまあ二人とも、ここまでセルの速めのテンポについて行ってるなあと。どんなに速いパッセージでも、二人とも呼吸をピタリと合わせて全然ずれないんですよねえ〜。
バランス的にも、ドルイアンとスカーニックが完全に対等に演奏しています。

あと、よく聴くと主張がないわけでもないですね(矛盾したようなことを言ってますけど)。
二つの楽器だけの部分を聴いていても、かなり変幻自在にやってますが、それでも二人のアンサンブルが完璧なのがスゴイですわ。

この曲を「協奏曲」としてみてしまうと、この演奏はいまひとつと思えるかもしれません。
ソロ楽器が華やかにふるまっている演奏ではないので。
しかしこの曲を「協奏交響曲」として見た場合、この演奏はある意味では、一つの理想かもしれません。
完全にソロとオケが完全に有機的に機能している名演ですね。

うぐいすが他に持っている演奏はクレーメル/カシュカシアン/アーノンクール盤、ブランディス/カッポーネ/ベーム盤、グリュミオー/ペリッチャ/C.デイヴィス盤、ハイフェッツ/プリムローズ/ソロモン盤です。
それぞれに魅力のある演奏ではありますが、その中でのうぐいすのイチオシはセル盤になります。

ただし・・・ひとつ残念なことがありまして・・・
この演奏は絶賛廃盤中になっております(爆)。
ということで入手は困難になっておりますが、もし中古CD屋さんで見つけた時にご興味があったらお試しくださいませ。

したがって、いつもリンクしているアフィリエイトも、今回はリンクできません。
⇒これはどうでもいいかもしれませんが(笑)。

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コメント(7件)

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うぐいすさん こんばんは

ご紹介の曲はハイフェッツ盤とバリリ盤が手許にあります。我ながら極端な剛と柔の演奏だなあと思います。私の好みは後者です。

お薦めのセルの演奏は見つかりませんね。仰言ゃるとおり、中古店めぐりの際に頭の隅に入れておきます。

他に、アルバート・サモンズという人のnaxos盤をHMVのカートに入れたまますっかり忘れていました。おかげで思い出すことができました。早速購入します。お礼を申し上げます(笑)。

そうそう、フェスティヴァル四重奏団のCDを先日手に入れました。こちらはTowerのおかげです。書かれていたブラームスはもとよりシューベルトの「ます」も非常に良いと思います。プリムローズのヴィオラがすばらしいと思います。

私もディスク・ユニオンのメール会員になっていますが、実際にはなかなかお店まで足を運べません。京都ではお気に入りの店がたった1軒になってしまいました。その点、うぐいすさんの環境は羨ましい限りです。もっとも、近距離にあれば入り浸りになりそうなので、妻には幸いかもしれません(笑)。

今年はまだまだ雪が降りそうです。たぶん、東京は日本でいちばん雪に弱い都市だと思います。今しばらく覚悟の上、お元気でお過ごしください。
ezorisu
2013/02/07 22:05
おっとオドロキ。セルのBOXセットが出るんですね。私もセルの演奏には好きなものが多いのですが、49枚組みでは…。
ezorisu
2013/02/07 22:11
うぐいすさん、こんばんは。

協奏交響曲、いいですよね。私も好きですよ。
今日出かけた折に、中古店を覗いてみましたが
うぐいすさんお薦めのセル/クリーヴランド管盤
出会えませんでした…うーん、残念。
しっかりメモしましたので、これからもときどき
覗いてみることにします。出会いがありますように。
ANNA
2013/02/09 22:23
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

協奏交響曲については、コメントされているバリリのは聴いてみたいと思っていたのですが、なかなか入手の機会がなく、今に至っています。この曲、うぐいすはどちらかというとソリストがバリバリ活躍するよりも音楽が全体として調和しているのが好きなのですが、バリリも本来オケの中で活躍していた人だったこともあり、この曲に対するアプローチがとても興味が合ったりします。

フェスティヴァル四重奏団の演奏はうぐいすも人から教えていただいた演奏でしたが、これは非常に当たりでした。以前取り上げたのはブラームスのピアノ四重奏でしたが、「ます」もいいですね。派手派手しくなく非常に端正で室内楽的、サロン風な好演ですよね。

セルの49枚組ですか・・・さすがにこれは入手しづらいですよね・・・個人的にはセルの演奏は曲によりけりといったところですし、バラでもうちょっといろいろ出してくれた方がありがたいなあ・・・

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/02/09 23:22
ANNAさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

セル/クリーヴランド盤は、うぐいすも中古店に行ってもあんまり遭遇しないなあ、という実感がありますね。この演奏、まさしく「協奏交響曲」として、ヴァイオリン・ヴィオラ・オーケストラの三者が、統制されて融合している音楽になっていると思います。好みにもよると思うのですけど、そう言った統一感のある音楽を聴きたい時、この演奏はいいんじゃないかと思います。うぐいすは他の演奏も嫌いというわけではないですが、この曲を聴くときはもう大体自然にこの演奏ばかり手にとってますね。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/02/09 23:23
うぐいすさん

こんばんは。
先日、セル/クリーヴランド盤と出会うことができました。いつもあまり覗かない中古店なのですが、呼ばれたのでしょうか。おかげさまで、とても気に入りました。お気に入りの曲でいい演奏と出会うことができ、うぐいすさんに感謝しています。ありがとうございました。ゴールデンウィークですね。どうぞよい休日をお過ごしくださいませ。
ANNA
2013/04/29 19:59
ANNAさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

セル/クリーヴランドの協奏交響曲、入手できましたか。中古CD屋さんでもめったに置いてないので、入手が難しい代物(笑)だと思うのですが、ラッキーでしたねえ。演奏も気に入られたようで、なによりです。うぐいすは、セルの演奏は正直言って気に入ったものが少ないのですが、彼の特性が曲にハマるととっても聴いていて気持ちが良いのです。この協奏交響曲も、解釈の一貫性と言ったところで一本筋が通っていて、聴いていて気持ちが良いのですよ。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/04/30 21:32

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