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zoom RSS ゲヴァントハウスQのベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集<PA-381>

<<   作成日時 : 2013/03/03 19:19   >>

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またまたブログの感覚があいてしまいました。
仕事が忙しいっていうのもあるんですが、いろいろと今までの演奏を聴き直して、いろいろと考えをまとめ直しているうちにブログが書けなくなってたという背景もありまして(苦笑)。
いや〜、あらためて自分の好みがずいぶんと若いころと変わってることに感嘆しました。

まあ、それはそれでまた、近いうちにいろいろと書いていこうとは思うのですが、とりあえず今回は最近入手した演奏についての感想をエントリーしようと思います。

今回はベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集、演奏はゲヴァントハウスQです。
この演奏、1996年から2003年くらいまでの間で録音されたとのことです。
うぐいすが持ってる四重奏のCDとしては一番新しい録音です。

これまで持っているベートーヴェンの四重奏で一番新しいのはクリーヴランドQのもので、それ以外は1980年代以前の演奏ばかりという状況でした。そもそもクラシック音楽全体的に見ても、最近の演奏ってあんまり買ってないなあ・・・

1980年代位までは結構リアルタイムで興味のある演奏が出ていて、毎月レコード雑誌でチェックしてたもんなんですが。
新しい演奏に食指が伸びないというのも、歳をとってしまったせいもあるんでしょうけど、なんとなく最近個性的な演奏家がいなくなってしまったと思うのは気のせいなのか・・・

まあそれはともかく、この演奏、巷で結構評判なうえ、とにかく安い(笑)。
10枚組みなのに、AmazonやHMVで2100円程度で買えるんですから。
しかも、最近、BOXの大きさが棚に収められそうな手ごろなサイズになったので、まあこれなら懐的にも、置き場所的にもいい感じかなと思い、ためしに買ってみたのです。

とりあえず一通り聞いた感想としては、とても意外な演奏でした。

なぜかというと、この団体、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者が自主運営してる団体ということなので、聴く前は古色蒼然というのでしょうか、昔ながらの伝統的な音色で落ち着いたたたずまいの演奏と勝手に想像してました。
ある意味、なんとなくズスケQのような落ち着きのあるふくよかな演奏を想像してたんですね。

聴いてみましたら、その予想は見事に覆されました。
なんともまあ瑞々しく溌剌とした演奏じゃないですか。

テンポ感とかは羽目をはずしてなくてとってもオーソドックスな感じですし、構成もかっちりとした演奏なんです。あと、ずいぶんと音色も美しく、旋律の流れも流麗ですね。

そういう意味では伝統に従ったとても端正な演奏ではあるのですが、一方で、現代的なアクセントやすっきりとして見通しが良いところもあり、とても溌剌とした若々しさみたいなものも併せ持っているのです。

まあ、時としてその溌剌さが若干きつく聴こえる場合もありますが、それは曲によりけり、という感じでしょうか。
一通り聴いてみたうぐいすの感想としては、初期と中期の演奏はその溌剌さが少しきつめに聴こえる時があります。
(特に1stヴァイオリンが・・・)

うぐいすとしては、この全集の真骨頂は後期かな、と思います。

一番びっくりしたのは、12番の1楽章冒頭の和音です。
こんなに均一に、ハーモニーの調和した演奏は他に聴いたことないかも。
この冒頭を聴くだけでもちょっと幸せになってしまいました。
12番は3楽章まではとっても素晴らしく聴けました。
ただし、4楽章はちょっと遅すぎな感じがして少しだれちゃいましたが。
(まあこれも、スケールが大きい演奏と言えなくもないですけど。)

その他、13番、14番もとても音色が美しくてかっちりしてますし、15番の5楽章とかも旋律の歌い回しがうまいですね。
16番はアクセントが少し現代的な感じですが、古典的かつすっきりとしている好演ではないでしょうか。

うぐいすは最近、あんまり眉間に皺を寄せる聴き方をしてないので(苦笑)、この演奏はとっても気軽に聴けていいのです。
クリーヴランドQの演奏の後期がいまひとつの感があったので、後期はこの演奏を聴くことが多くなるかもしれません。

ブダペストQやブッシュQのようなベートーヴェンの意志を感じさせるような演奏ばかりでなく、たまに流麗かつ現代的で溌剌とした演奏を聴きたいときなどはこのゲヴァントハウスQもいいんではないでしょうか。
(うぐいすとしては後期のみ推薦ですが。)

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コメント(6件)

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うぐいすさん こんばんは。

ズズケQの演奏を聞きながら書いています。ご紹介の演奏は聴いたことがありません。格安ながらなかなか良さそうですね。

ベートーヴェンの後期の四重奏はやっかいものだと思います。「禁断の森」と評されていた方もいらっしゃいましたが、音楽はもっと人それぞれ、自由なものだと思います。私は演奏にじっくりと浸りたいときにはバリリやメロス(インターコードの旧盤)を聴きます。特に後者は再録音よりもずっと良いと思っています。

スメタナ系列?のクリーヴランドや(アルバン)ベルクの演奏には??を感じていました。かと言って、お書きのように眉間に皺を寄せて(笑)ブッシュやカペー、ブダペストに阿るのも何だかで、結局は今でもバリリに手が伸びてしまいます。粋という言葉がいちばん近いように思います。

「流麗かつ現代的で溌剌とした演奏」の先駆けはイアタリアQではないでしょうか。ヴェラーQの演奏とともに非常にスッキリとした演奏の双璧に思います。

今週末あたりから春の到来のようです。お元気で。
ezorisu
2013/03/05 21:20
ezorisuさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ゲヴァントハウスQは最初ズスケQのような演奏を期待していたのですが、その予想はものの見事に外れました(笑)。まあ、これはこれでなかなかいいものを入手できたなあ、と思います。ただ音の処理がちょっと現代的な感じもありますので、ezorisuさんには合わないかもしれないですね。

バリリQはうぐいすも好きな方で、初期の曲はよく聴きます。中期以降は曲次第でしょうか。12番は昔初めて聴いたときは、1楽章冒頭があまりに柔らかく暖かな和音の処理をしていて、涙が出てしまった記憶があります。後期の曲でこのようなアプローチをしている団体はここだけですね。

イタリアQは最近よく聴くようになりました。どうも最近は、ゴリゴリと意志を感じさせるものや熱血漢の演奏よりも、ガチっとしていて、かつ流麗によく歌っている演奏が好きなようです。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/03/06 18:38
うぐいすさん

こんばんは。ゲヴァントハウスQは聴いてみようと
思いながら、まだ買い求めていませんでした。

うぐいすさんは後期の作品の演奏がお薦めなんですね。後期作品は、お気に入りを見つけたくいろいろ
聴いてみているところなので、ゲヴァントハウスQ
も聴いてみようと思います。

イタリアQも興味あります。…ぼちぼちですね、少しずつ聴いていこうと思います。CDは増えますが、自分のお気に入りを見つけるのは楽しいですね。

いろいろなカルテットを教えていただけて、とてもうれしいです。ありがとうございます。
ANNA
2013/03/08 22:13
ANNAさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
コメント遅れてすいません。この週末はブログのチェックしてなかったもので(苦笑)。

ゲヴァントハウスQのベートーヴェンですが、現存している四重奏団としては、結構、好感のもてる演奏でした。ファーストチョイスになるかと言われるとどうかな?と思いますが、ある程度名演と言われてる演奏でベートーヴェンの四重奏を聴きこんでらっしゃる方が聴くと、結構新鮮な感じで楽しめるんじゃないかなあと思います。

ANNAさんはバリリQがお好きとのことなので、歌に満ちたイタリアQなどは結構好みに近いのでは、とも思うのですが、こればっかりは聴いてみないと判断できませんよね。もし聴かれたら、またご感想お聞かせください。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/03/10 16:07
うぐいすさん

こんにちは。イタリアQのベートーヴェン聴いてみました。聴き始めてまだ半月ほどですけれど、後期作品
12、14、15番などの演奏が特に気に入りました。最近は大好きな12番の第2楽章を繰り返し聴いて、この清澄な作品世界にどっぶりと浸っています。

今日もまたこのカルテットの演奏をじっくりと聴いて過ごそうと思っています。
うぐいすさん、ご紹介ありがとうございました。
ANNA
2013/04/13 10:14
ANNAさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

イタリアQの演奏気に入られたようですね。この演奏、聴く前は初期が合うかなあと思っていたのですが、聴いてみると、意外にも後期がいいんですよね。14番や15番は遅めのテンポでたっぷりと流麗に歌いこまれると同時に、結構、雄弁に主張もしていますね。芯がしっかりしていつつも聴きやすい音色なので、うぐいすもなんとなく取り出すことが多くなってます。

それではまた、よろしくお願いいたします。
うぐいす
2013/04/15 21:45

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